頭痛の前になると必ず「あくび」が出るという方がいると思います。
これは片頭痛の予兆期によくみられる症状です。
あくび以外にも、知覚過敏、体のむくみ、首や肩のこり、体がだるい、食欲亢進などが
みられることがあります。
片頭痛が起こるとき脳の中のドーパミンという神経伝達物質も変動も見られ、これが
あくびの原因と考えられています。
ドーパミンの変動により、あくび以外にも吐き気、嘔吐、低血圧、気分変調などの症状
も見られます。
片頭痛はちかちかしたものが見える前兆のあるタイプとないタイプがあります。
8割の人は前兆のないタイプです。
片頭痛では、脈打つ痛みで、吐き気や嘔吐を伴います。光や音に過敏になり、動くと
悪化しますので、暗くて靜かなところで安静にしている人が多いです。
このような頭痛が起こる前にいわゆる「あくび」が見られる場合は、片頭痛の予兆と考
えられます。
症状が続く場合は一度脳の検査をすることをお勧めします。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック