片頭痛の新しい薬
2021年05月10日
片頭痛の新しい薬が使えるようになりました。
この薬は注射薬で1か月に1回行い、片頭痛の発作を予防します。
詳しくは病院でご相談ください。
こくぶ脳外科・内科クリニック
内因性の疼痛抑制機構
2021年05月01日
脳の中には自動的に痛みを抑える機能があります。
「下降性疼痛抑制系」は痛みを抑える脳の機能の一つですが、「中脳灰白質」という部位が関わっています。
人間が痛みを感じている時は、本来の痛みよりこのシステムにより抑制させています。
頭痛が慢性化している場合は、この「下降性疼痛抑制系」の機能低下も関わっているようです。
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緊張型頭痛の原因
2021年04月24日
緊張型頭痛は慢性頭痛の中の一つで、日本人の最も多い頭痛の原因です。
緊張型頭痛の原因として、心因が強く関与しているようです。
特徴的な性格があり、アレキシサイミア、不安や緊張、うつ傾向などの影響が指摘されています。
緊張型頭痛の人は頭痛に加えて肩こりなどの症状も伴いやすいです。
これは情動反応が影響して、首や肩の筋緊張、肩こりなどが引き起こされます。
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片側のまぶたが下がる
2021年04月17日
片側のまぶたが下がる原因のひとつに「ホルネル症候群」があります。
同側の瞳孔が小さくなっているのが特徴です。
顔面と目の交感神経の障害で起こります。
危険な病気として肺がんや大動脈解離が隠れている場合もあります。
突然の頭痛を伴う場合は「内頚動脈解離」にも注意が必要です。
こくぶ脳外科・内科クリニック
片頭痛を予防する薬
2021年04月10日
片頭痛の治療は、頭痛発作時に飲む「トリプタン」という薬があります。
また頭痛の頻度が多い人は「予防薬」という薬を飲んでもらうことがあります。
今回新たに片頭痛を予防する「注射薬」が発売される予定です。
月に1回の注射をすることで片頭痛の発作を予防します。
こくぶ脳外科・内科クリニック
高血圧と脳梗塞
2021年04月03日
高血圧が続くと将来脳の血管が詰まって脳梗塞を起こす可能性が高くなります。
生活習慣病の中でも特に「高血圧」は脳梗塞と関連しています。
血圧が高くても目先は特に症状がでないのですが、徐々に血管が傷んできていずれ脳梗塞になります。
脳梗塞になって後遺症がでてから血圧を下げる薬を飲んでも遅いので、血圧が高い人は早めに予防していく必要があります。
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認知症を予防する食習慣
2021年03月27日
認知症の発症に影響する食習慣の報告があります。
例えば、地中海式の食事(野菜、果物、オリーブオイルなど)が認知機能低下に影響すると報告されています。
抗炎症作用、抗酸化作用のある食事が、血管の動脈硬化予防にも作用しまた神経細胞にも直接作用している可能性も指摘されています。
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いわゆる「下の血圧」が高い場合
2021年03月13日
血圧は心臓の収縮期である「上の血圧」と拡張期の「下の血圧」があります。
若い人は下の血圧が高い傾向にありますが、心血管イベントとはあまり関係ないという報告もあるようです。
高齢者は動脈硬化が進み下の血圧が低下傾向になります。
また高齢者では下の血圧より上の血圧が動脈硬化のリスクになりますので注意が必要です。
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高齢者の頭痛
2021年02月27日
高齢になってから初めて持続する頭痛の中に「巨細胞性動脈炎」があります。
毎日のように持続する痛みで貧血や体重減少がみられることがあります。
血液検査で血沈やCRPなど炎症反応が悪化しているのが特徴です。
症状が進行すると視力低下など症状がみられることがあり注意が必要です。
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MCIについて
2021年02月20日
MCIは軽度認知障害にことです。
認知症ではないが、正常もない状態です。
MCIから認知症に移行する割合が5-15%で、改善する人が16-41%と報告されています。
認知症に移行しないためには、高血圧などの生活習慣病に注意し、適度な運動が必要です。
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