片頭痛と脳梗塞のリスク
2017年10月14日
前兆のある片頭痛をもっている方は脳梗塞になりやすいと報告されています。
特に、45歳以下の女性、経口避妊薬を使用している、喫煙をしている人はなりやすいようです。
メカニズムとして血管攣縮や血栓などが考えられていますが詳細は不明です。
若年性の脳梗塞の原因の一つです。
片頭痛の治療で脳梗塞が予防できるかどうか不明ですが、禁煙や経口避妊薬は避けたほうが良いようです。
こくぶ脳外科・内科クリニック
群発頭痛の治療
2017年10月07日
群発頭痛は片側の目の周囲の激しい痛みで、涙がでるなどの自律神経症状を伴うのが特徴です。
治療としてはスマトリプタンの注射が一般的です。群発期には予防目的でステロイドの内服なども使われます。
外科治療として後頭神経刺激や翼口蓋神経刺激などがあり、現在効果については検討中のようです。
片頭痛の予防薬の注射も群発頭痛に有効かどうか調べられています。
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血圧の変動について
2017年09月30日
年齢とともに血圧の変動が大きくなります。
自宅では正常なのに病院ではかると高いということがよく起こります。
原因として、加齢に伴う自律神経機能不全や血管が硬くなってくることが考えられます。
心電図の異常や蛋白尿がある場合は臓器障害を起こしてきている可能性があり注意が必要です。
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γGTPとアルコールについて
2017年09月09日
アルコールをたくさんとる人は血液検査でγーGTPが高くなることがあります。
アルコールによる肝障害が進むと肝細胞の膜が壊れて血液中にγーGTPが流れ出るのが一つの原因です。
γーGTPを見ながらアルコールを飲みすぎないように注意することも大事です。
その他γーGTPが上昇する原因として、すい臓や胆道系の異常、脂肪肝なども考えられます。
原因によって治療が異なりますので病院で相談しましょう。
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悪玉コレステロールが高い人へ
2017年09月02日
悪玉コレステロールが高いと動脈硬化が進み脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高くなります。
コレステロールを下げるためにはまずは体重を減らすことが大切です。
次に食事での脂肪の摂り方が大切です。
飽和脂肪酸は肉の脂身やバターなど固形の脂に多く含まれており、これを減らすことが大切です。
一方で魚や大豆の脂は不飽和脂肪酸であり、これらを摂ることが大切です。
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口の周囲と手のしびれ
2017年08月26日
急に同じ側の口の周りと手にしびれが出る場合は脳梗塞の可能性もあります。
口と指先なので離れた場所のような気がしますが、脳の中で口の周囲の知覚と指の知覚が近いところにあります。
その周囲の血管が詰まった場合は口と指にしびれがみられます。
急に症状が出た場合は早めに病院へ受診してください。
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認知症と骨折について
2017年08月19日
高齢になると転倒すると骨折するリスクが高くなります。
骨折するとしばらくベッド上で安静にしなければならない場合があります。
その時に高齢者では認知症を発症してしまうことがあり注意が必要です。
普段から食事や運動に注意して骨折特に大腿骨頚部骨折を起こさないようにすることが大切です。
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治る認知症について
2017年08月12日
認知症といえばアルツハイマー型認知症のように少しずつ進んでいくイメージがあると思います。
しかし物忘れ症状の中にはアルツハイマー以外のものもあります。
例えば、甲状腺機能低下症、ビタミンB1、B12欠乏症、慢性硬膜下血種、水頭症などです。
現代では栄養不足になるということは考えにくいですが、高齢になると食事が十分にとれていない場合もあります。
その結果ビタミン不足で認知症様の症状をきたすこともあります。
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台風と頭痛
2017年08月07日
台風が近づいてくると頭痛がすることがあります。
その時に吐き気や光音などの過敏を伴う場合は「片頭痛」の可能性があります。
片頭痛は気圧の変化や生理前後のホルモンの変動によって起こりやすなります。
片頭痛がある場合は「片頭痛用の薬」がありますので病院で相談しましょう。
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認知症と車の運転
2017年07月22日
道路交通法が改正されて認知症のある人の運転が制限されるようになりました。
認知症になると交通事故を起こす可能性が高まります。
認知症の原因疾患によって運転行動に特徴があるようです。
例えばアルツハイマーでは、運転中の行先を忘れたり、駐車するときに車をぶつけたりなどが特徴のようです。
運転に関して問題があればかかりつけ医に相談しましょう。
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