認知症のリスク因子
2017年05月22日
認知症になりやすい原因についてさまざまな報告があります。
例えば、糖尿病、中年期の高血圧・肥満、喫煙、うつ病、身体活動の低下、低教育水準などが報告されています。
以上のことが認知症に将来なりやすくなる因子です。
これらのことを予防することで将来認知症を防ぐ可能性があります。
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片頭痛の飲み薬のタイミング
2017年05月13日
片頭痛の急性期にはトリプタンという薬を使います。
頭痛が始まったら早めに薬を飲むことが薦められています。
効果がでるまでには30分から1時間程度かかるようです。
片頭痛発作により消化管活動が遅くなるため、薬を飲むタイミングが遅くなると効果が落ちると言われています。
吐き気がひどく薬や飲めない場合は点鼻薬や注射薬などがあります。
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たばこと脳卒中
2017年05月06日
たばこを吸っていると脳卒中になりやすいことはよく知られています。
たばこの煙の中にはニコチン以外にもさまざまな有害物質が含まれています。
それらの物質が脳の動脈硬化をすすめ、やがて血管が詰まってきます。
脳の血管が詰まった状態が脳梗塞です。
脳梗塞以外にもくも膜下出血の原因になる脳動脈瘤も起こりやすくなると言われています。
当院では「禁煙外来」がありますのでご相談ください。
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認知症の焦燥性興奮
2017年04月15日
認知症におけるBPSDのひとつです。
苛立ちや焦りの心理から、不平を言ったり、家族に対して暴言暴力なども含まれます。
認知症が中等度以上に進んだ場合に見られます。
まずは不快や不満の原因になっているものを取り除くことが大切です。
改善ない場合は抗精神病薬などが必要になる場合もあります。
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脳ドックと未破裂脳動脈瘤
2017年04月08日
脳ドックでくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤がみつかることがあります。
すべての脳動脈瘤が破裂するわけではありません。
年に1%程度が破裂すると報告されています。
破裂しやすいものとして、動脈瘤のサイズ、部位(後交通動脈、前交通動脈)、形状、高血圧、年齢などが重要です。
破裂しやすいものに関しては手術が必要になってくる場合もあります。
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アルツハイマー病のBPSD
2017年04月01日
BPSDは認知症でみられる行動・心理症状です。
例えば、興奮、徘徊、不安、うつ、幻覚、妄想などです。
これらの症状は認知症が進むとみられるようになり、家族など介護する人を困らせる症状です。
治療は通常の抗認知症薬に加えて、抗精神病薬を使う必要がある場合もあります。
薬の副作用に転倒しやすくなったり、嚥下障害などがあり注意が必要です。
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高齢者の急な立ちくらみ
2017年03月25日
寝ている状態では血圧は正常で、起き上がった時に血圧が20以上下がる場合は起立性低血圧が疑われます。
高齢者によくみられる症状です。
原因として、糖尿病やパーキンソン病などの病気、脱水や感染症などがあります。
注意が必要なのは、血圧の薬や安定剤が引き金になって起こる症状です。
その場合は薬の調整が必要です。
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朝の頭痛と睡眠時無呼吸症候群
2017年03月18日
朝目が覚めた時に頭痛がする場合があります。
原因にはさまざまなものがあります。
脳腫瘍や片頭痛で朝の頭痛がみられることもありますが、睡眠時無呼吸が原因になることがあります。
本人はわかりませんがご家族に聞いてみて、いびきが多いとか呼吸が止まっていることがあるなどの指摘があれば疑われます。
治療はCPAPという方法があります。
無呼吸症候群があると将来脳卒中や心筋梗塞になるリスクがあるので注意が必要です。
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風邪をひいたあとの匂いの障害
2017年03月04日
風邪をひいた後に匂いが回復しないことがあります。
これは風邪で鼻の粘膜が腫れることによって起こる場合があります。
また風邪のウイルス自体が嗅覚の神経を損傷してしまう場合があるようです。
においの神経は再生する能力が高いですので、しばらくすると回復してくることも多いようです。
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回転性めまいと片頭痛
2017年02月18日
ぐるぐる回るめまいの原因の一つとして前庭性片頭痛があります。
耳の奥の前庭と言われる部分がめまいに関係していています。
頭痛を伴わずめまいのみ起こる場合もあり、診断が難しいこともあります。
以前から片頭痛がある方でめまいを繰り返す場合は、片頭痛に伴うめまいを考える必要があります。
治療は抗めまい薬ではなく、片頭痛の治療になります。
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