若い人の脳梗塞
2017年01月07日
脳梗塞は主に動脈硬化によって血管が詰まって起こります。
高血圧や糖尿病によって動脈硬化が進み脳梗塞になりやすくなります。
40-50歳代の人で脳梗塞を起こす場合は通常の脳梗塞を原因が異なる可能性があります。
モヤモヤ病、抗リン脂質抗体症候群、先天性の血栓症素因なども考える必要があります。
また、心臓の壁に穴があいている場合や、不整脈がある場合に心臓に血の塊ができて、脳梗塞を起こす場合もあります。
こくぶ脳外科・内科クリニック
飲酒と脳卒中
2016年12月24日
適量の飲酒は脳卒中を減らす効果が指摘されています。
一方で大量の飲酒は脳卒中のリスクを高め、脳内出血やくも膜下出血を増やすようです。
適量のアルコールの効果は凝固機能に作用して、血管が詰まりにくくさせる作用があるようです。
特に日本人に多いラクナ梗塞が少ないと報告されています。
脳卒中以外でも大量の飲酒は体に負担が多いので注意が必要です。
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高血圧について
2016年12月17日
日本人の高血圧の数は約4300万人だそうです。
高血圧があると、脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病になりやすくそれに伴う死亡率も上がります。
「上の血圧」が特に血管病のリスクを高めます。
日本人の死亡率を上げる因子の上位は、1、喫煙、2、高血圧、3、運動不足です。
食事療法、運動療法で改善がみられない場合は、血圧を下げる薬が血管病の予防に大切です。
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認知症に対する運動療法
2016年12月10日
運動と認知症に関してたくさんの論文報告があります。
運動習慣のある人は年をとってから認知症になりにくいようです。
方法としてウォーキングなどの有酸素運動も筋力トレーニングも有効と報告されています。
すでに認知症になっている方は、認知機能の効果は明らかになっていませんがADLはよくなるようです。
運動による脳の血流改善や、神経栄養因子の増加、うつ状態の改善などの関連が示唆されています。
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尿酸と高血圧
2016年12月03日
尿酸はプリン体から産生されます。
尿酸は痛風の原因となり、単独で動脈硬化の危険因子でもあります。
血圧の高い人が尿酸の値が高いと痛風になるリスクが高いようです。
肥満の解消や、定期的な運動、プリン体の少ない食事、アルコールなどに注意が必要です。
それでも下がらな場合は、投薬にてコントロールが必要です。
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めまいの原因は?
2016年11月26日
めまいの原因として大きく2つに分類されます。
末梢性と中枢性です。
末梢性のめまいは内耳の前庭と呼ばれる部位の障害によるものが多いです。
その中でも良性頭位めまい症が多いです。
中枢性のものは、脳血管障害や脳腫瘍などが原因になることがあります。
中枢性の場合は、めまいに加えて手足のしびれ、運動障害、嚥下障害、しゃべりにくいなどの症状を伴うことが鑑別になります。
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更年期の高血圧
2016年11月21日
更年期になると血圧が上がることはよく知られています。
原因は女性ホルモンのエストロゲンの低下が関わっていると考えられています。
エストロゲンは血管拡張に働く「NO」という物質に促進的に作用します。
その血管拡張作用が低下するため血管が収縮し血圧が上昇していくようです。
さらにはレニン・アンギオテンシン系の活性化も起こるようです。
血圧上昇時は薬で下げる必要があります。
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吐き気・嘔吐の原因?
2016年11月12日
吐き気や嘔吐の原因の多くは、胃腸炎など消化器の異常によるものです。
それ以外に、脳からくるもの、めまいによるものなどがあります。
頭痛を伴うものは、脳出血やくも膜下出血なども疑われます。
めまいが回転性の場合に、三半規管の異常のため吐き気を伴うことがあります。
その他、心筋梗塞や糖尿病、薬剤などで吐き気を伴うこともあります。
原因はさまざまですので症状が続く場合は病院で相談を。
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慢性の咳
2016年11月05日
風邪をひいて咳が続くことがよくあります。
風邪以外にも咳が続く原因があります。
逆流性食道炎の場合は、日中に見られ会話中などに咳がでやすいようです。
夜間や明け方に咳で目が覚める場合は咳喘息が疑われます。
朝起きた時に痰と共に咳が出る場合は肺気腫などが疑われます。
原因によって治療法が変わってきます。
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低気圧と片頭痛
2016年10月15日
雨の降る前や台風の前に片頭痛がみられることがあります。
頻度として約20%程度の片頭痛もちの人に天気が影響するようです。
気圧の変化に伴い血管が拡張することが頭痛に関係している可能性が指摘されていますが詳細は不明です。
天気に影響される片頭痛でもトリプタンは有効です。
片頭痛の薬は病院でのみ処方できますので、頭痛の症状が強い場合は病院で相談しましょう。
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