片側の腕のしびれ
2016年05月21日
片側の肩から首、腕のしびれがある場合は、胸郭出口症候群の可能性があります。
この病気は、首のあたりで肋骨や筋肉によって神経や血管が圧迫されることによって起こります。
20-30歳代のなで肩の女性によくみられます。
腕をしばらく上げていると症状が悪化する場合に、この病気が疑われます。
こくぶ脳外科・内科クリニック
脳卒中を疑う症状
2016年05月14日
脳卒中には、血管の詰まる脳梗塞と血管が裂ける脳出血があります。
その鑑別は脳の検査が必要ですが症状から脳卒中かどうか判断します。
片側の顔面麻痺、片側の上肢麻痺、言語障害の3つの中で一つでもあれば脳卒中を疑います。
特に中高年の年代で、高血圧や糖尿病などがある方はリスクが高くなります。
このような症状があれば早めの病院受診を。
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水頭症と治る認知症
2016年05月07日
認知症の中にも治療することでよくなるものがあります。
正常圧水頭症と言って、脳の中の髄液の循環が悪くなり水がたまってしまうことにより
物忘れ症状がでることがあります。
物忘れに加え活動性の低下や不安がみられる場合はこの病気が疑われます。
この病気は手術をすることによってよくなる場合があります。
診断には脳のCTやMRIなどの検査が必要です。
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アルツハイマー病は遺伝するか?
2016年04月25日
アルツハイマー病の中で遺伝するものがありますが、それば全体の10%以下のようです。
遺伝子が関係するものの中にAPOEというものがあります。
その中のAPOE4というタイプの遺伝子を持っている方はなりやすいと言われています。
この遺伝子をもっていると脳の中にアミロイドがたまりやすくなります。
9割はの人は遺伝とは関係なく発症します。
主には高血圧や糖尿病などの生活習慣病に注意して生活することが予防になります。
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睡眠中の頭痛
2016年04月16日
夜間に頭痛で目がさめてしまうことがあります。
睡眠時頭痛といって夜間に鈍い痛みで目がさめる「その他の一次性頭痛」に分類されるものがあります。
片頭痛が夜間に起こると頭痛で目がさめたり、朝起きたらすでに頭痛がしていることがあります。
これは寝ている間に片頭痛発作が起こったと考えられ、片頭痛もちの人によくみられます。
その他群発頭痛ではある一定の時間に片方の目の奥の激しい痛みが起こり目がさめます。
特徴は1-2時間でおさまる頭痛で、いつも同じ時間に起こり1-2か月持続して止まります。
その他脳腫瘍やくも膜下出血などの可能性もあり、睡眠中の頭痛にはさまざまな原因があります。
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頭痛と緑内障
2016年04月09日
緑内障は眼圧が高くなる眼科の病気ですが、頭痛をおこすことがあります。
頭痛に加えて、視力低下、瞳孔に左右差がみられる、結膜が充血するなどの症状がみられます。
緑内障は失明するリスクもあります。
上記のような症状がある場合は早めに眼科受診しましょう。
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てんかんの症状
2016年04月02日
てんかんと言えば全身にけいれんを起こし意識がなくなるイメージがあります。
しかしそのような症状ばかりでなく軽い症状もあります。
例えば、手や肩がピクンとして、持っていたものを落とすなど、これば若年ミオクロニーてんかんの可能性があります。
急に怖い、さびしい、懐かしい感情が起こる場合は、内側側頭葉てんかんの可能性があります。
てんかんは100人に1人にみられるよくある病気で、誰にでも起こる可能性があります。
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パーキンソン病の治療
2016年03月28日
パーキンソン病は高齢の方にみられる病気で中年以降に発症します。
手が震えるなどの症状が特徴ですが、生活面においては体が動かないというのが問題です。
脳の中のドーパミンの低下が原因です。
治療はドーパミンの補充や、ドーパミンの受容体を刺激する薬が使われます。
年齢や症状に合わせて薬は使い分けられます。
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高齢者の骨格筋量の減少
2016年03月19日
高齢になると骨格筋量が低下し、自立を阻害し、いろいろな病気にかかりやすくなります。
これをサルコペニアと言います。
高齢になっても筋肉量の増加効果が得られます。
そのためにはレジスタンストレーニング(筋トレ)が必要です。
その他栄養補助をすることでより効果は得られます。
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夜間の携帯電話と片頭痛
2016年03月12日
片頭痛もちの人は脳が過敏であることが知られています。
特に光や音の刺激に対して過敏となりやすく、片頭痛の診断基準の一つになっています。
子供さんの片頭痛の原因の一つとして夜間の携帯電話が指摘されています。
携帯でSNSやゲームをすることで、その光刺激が悪化要因になります。
夜間の光刺激を避けることで片頭痛が改善する場合もあります。
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