片側の頭痛
2015年10月31日
頭の片側のみが痛い場合は「片頭痛」の可能性があります。脈打つ痛みで吐き気を伴
い、音や光に過敏になる場合は片頭痛の可能性が高まります。
しかし同じ頻度で片頭痛の場合両側性に頭痛が見られます。
一側の首肩こりがある場合も同側の片側に頭痛がみられることがあります。
頭痛がある部位と同側の首肩に痛みがある場合は「緊張型頭痛」が疑われます。
その他に片側に脳腫瘍や脳出血がみられる場合に片側に頭痛がみられることがありま
す。
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片頭痛の人はコレステロールが高い?
2015年10月24日
片頭痛のある人は血液中のコレステロールが高いと報告されています。
頭痛の頻度が多い人はさらに高い傾向にあるとのことです。
片頭痛(前兆のある)の人は、脳卒中のリスクが高くなるとの報告があります。
コレステロールが高いと動脈硬化のリスクが高くなるので、脳卒中の発症に関連している
かもしれません。
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頭痛の遺伝
2015年10月17日
慢性頭痛の一つである片頭痛は家系内発症が多く、遺伝子が関与していることは明らかです。
1つの遺伝子ではなく、複数の遺伝子が頭痛に関与しているようです。
群発頭痛も家系内発症が多く、遺伝が関与しているようです。
緊張型頭痛は、主に環境因子が関わっていますが一部に遺伝性のものもあります。
1つの遺伝子が原因で片頭痛を起こす病気(CADASIL, MERAS)も知られています。
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群発頭痛で新たに加わった症状
2015年10月10日
頭痛の新たなガイドラインがでました。
群発頭痛の症状として、結膜充血、涙が出る、鼻水がでる、額に汗がでる、縮瞳、眼瞼
下垂がありました。
新たな診断基準に、顔面の紅潮と耳閉感が加わりました。
日本人にはあまりみられない症状のようですが、頭痛に加えて耳閉感があるだけで群
発頭痛の診断になります。
頭痛の時間は15分から180分の間です。それより短い場合は別の頭痛になります。
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脳腫瘍の頭痛
2015年10月03日
頭痛の原因の中に脳腫瘍があります。
脳実質には痛みを感じる神経がないため、小さい脳腫瘍の場合は痛みがないこともあります。
報告では脳腫瘍のある方の6割程度に頭痛がみられるとのことです。
脳腫瘍と言えばmorning headacheで朝の頭痛が有名ですが、実際は約2割程度で多
くないようです。
朝の頭痛は「薬物乱用頭痛」「睡眠時無呼吸症候群」に特徴的です。
高齢者の頭痛は脳腫瘍も含めた重篤な頭痛の可能性があり注意が必要です。
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眼の疲れと頭痛
2015年09月26日
長時間コンピューターの画面を見たり、至近距離で見たり、強い光を見ることで眼が疲
れ頭痛が誘発されることがあります。
片頭痛のある方は光の刺激によって頭痛が悪化します。
羞明のある片頭痛患者さんは、脳活動を抑制する目的で遮光眼鏡(ブルーライトカット)
が有効な場合があります。
実際にブルーライトカットによって頭痛が改善することが報告されています。
さらに、長時間同じ姿勢での作業は、首こりを誘発し、緊張型頭痛の原因にもなります。
定期の体操も有効です。
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片側の目の奥の痛みー発作性片側頭痛ー
2015年09月18日
群発頭痛と同じように目の奥の激しい痛みと、涙がでるなどの症状を伴う、「発作性
片側頭痛」という頭痛があります。
群発頭痛との違いは、発作の時間です。群発頭痛は1-2時間頭痛が続くのですが、
発作性片側頭痛は2-30分と短く発作時間は1日5回以上続きます。
頭痛のタイプとしては同じグループに入るのですが、治療薬が異なります。
頭痛薬が効かない場合は病院で相談をしましょう。
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片頭痛による首こり
2015年09月12日
片頭痛が起こる前に首や肩が張ってくることがあります。
「首がこって頭痛がする」と思っている人が多いのですが、実は片頭痛に伴って首が凝
ってきます。
片頭痛は脳の血管と三叉神経の変化に伴って起こりますが、その刺激が首の筋肉に
作用します。
70%以上の人が片頭痛時に首や肩が凝ってくるようです。
この場合肩首こりの治療でなく、片頭痛の治療が必要です。
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片頭痛とサプリメント
2015年09月05日
片頭痛に予防効果のあるサプリメントも報告があります。
マグネシウム、ビタミンB2、feverfewがある程度片頭痛を予防するようです。
片頭痛の方は脳内のマグネシウムは減っているという報告があり、片頭痛の予防にマ
グネシウムの補充が試みられています。
feverfewはハーブの一種でヨーロッパでよく使われているようですが、日本ではあまり
使われていません。
病院での処方を希望されない場合は、使ってもよいかと思われます。
長期で使う場合は病院で相談を。
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パーキンソン病のリハビリ
2015年08月22日
パーキンソン病は脳内のドーパミンが減ることで起こる病気です。
手の震え・小刻み歩行・前傾姿勢など運動症状が特徴的です。
その他にも便秘しやすい、血圧が低いなど自律神経症状もみられます。
運動障害があるため、転倒しやすいなどの症状がみられます。
定期的に体のバランスをとるリハビリや筋力とレーニングの有効性が報告されています。
薬に加えて定期的なリハビリが必要です。
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