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片頭痛の人は片側の頭痛が多いか?

2015年07月25日

片頭痛は語源的には「頭の半分の痛み」から来ています。

 

実際には、最初から両側に頭痛がある人が40%、ずっと片側の人が40%、最初片側

から始まり両側に移行するのが20%です。

 

片頭痛といっても半分以上の人が両側の頭痛のようです。

 

片頭痛の場合、頭痛以外に吐き気や、光や音過敏を伴うのが特徴です。

 

こくぶ脳外科・内科クリニック


片頭痛のある方のライフスタイル

2015年07月18日

片頭痛のある女性は、偏食する人が多く朝食をとらない人が多いようです。

低血糖になると片頭痛を起こしやすくなるので、朝食をとらない場合片頭痛が起こりや

すくなっている可能性があります。

男性の場合は、片頭痛のある人はない人に比べてお酒を飲まない傾向にあるようです。

飲酒が片頭痛を悪化させる場合があり、自ら避けている可能性があるようです。

また睡眠不足傾向のようですので、予防のためにしっかり睡眠はとりましょう。

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糖尿病とアルツハイマー

2015年07月14日

最近の報告では日本人の認知症患者は予備軍も含めると1000万人いるのではない

かと言われています。

糖尿病があると、ない人と比較して約2倍アルツハイマーになりやすいと言われています。

インスリン治療を行っている人はさらにリスクが高まります。

アルツハイマーの原因は脳内にアミロイドβが溜まることで発症すると考えられています

が、糖尿病があるとこれが脳に溜まりやすくなります。

食事や運動で糖尿病を予防することが、将来認知症を予防することにもなります。

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顔の半分が急に動かなくなる?

2015年07月04日

突然顔の半分が動かなくなる「片側顔面麻痺」という病気があります。

 

顔の筋肉を動かす「顔面神経」という神経が麻痺することで起こります。

 

原因は不明のことが多いですが、ヘルペスウイルスの感染が関わっている場合がある

ようです。

急に顔が動かなくなった場合は早めの治療が必要で、ステロイドや抗ウイルス剤が使

われます。

慢性期には顔面マッサージなどが有効な場合があります。

 

以前行われていた筋力強化や低周波は「顔面拘縮」を起こすこともあり注意が必要です。

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脳梗塞の原因としての心臓

2015年06月27日

心臓の不整脈の一つに心房細動があります。

この不整脈があると心臓に「血の塊」ができて、脳に飛んでいき脳梗塞を起こすことが

あります。

高齢になると心房細動が増えていきますから、このタイプの脳梗塞が最近増えてきてい

ます。

長嶋元監督もこのタイプの脳梗塞です。

脳梗塞を予防するために「血の塊」を作らないようにするがあります。

また不整脈自体を治す治療もありますので、不整脈のあるかたは病院で相談してみま

しょう。

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肩こりの病態

2015年06月13日

肩こりは男性も女性も困っている方が多いと言われており、特に日本人に多いようです。

肩こりの原因はさまざまですが、ストレスがかかりやすい人に多い傾向があるようです。

精神的な緊張が、肩や首の血流障害を起こし、「肩首こり」の原因となっていると考えられます。

治療としては、ウォーキングやジョッギングなどの全身運動は有効です。

肩や首など局所の血流改善ではなく、全身の血流改善が大切なようです。

症状が強い場合は、痛みどめの薬なども必要な場合があります。

心臓の病気や頸椎の病気が隠れている場合もありますので、症状が強い場合は病院で診察を。

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高次脳機能障害について

2015年06月06日

交通事故後の頭部外傷により、高次脳機能障害を起こすことがあります。

 

手足の動きはよいのですが、「計算ができない」「意欲がない」「対人関係がうまくいかな

い」などの症状がみられます。

 

他人からみれば何ら問題ないように見えるのですが、本人は日常生活や仕事に支障を

きたします。

原因として神経線維が断裂する「びまん性軸索損傷」という病態があります。

 

頭部画像検査でも異常ないことが多く、診断にも困る場合があります。

 

MRI検査のfiber tractgraphyによって大脳白質線維の障害が確認される場合も報告さ

れています。

 

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片頭痛と光

2015年06月01日

片頭痛のある方は光に過敏の方が多いと言われています。

 

脳が光に対して過敏になっている状態で、片頭痛の引き金になることもあります。

 

片頭痛のある方で、光に過敏のある方は、夜のスマホに注意が必要です。

 

また明るすぎない部屋にするなども大切です。

 

寝る前2時間は強い光をあびないようにしましょう。

 

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アルコールと食道癌

2015年05月22日

アルコールの分解能力が弱い人が日本人の約10%にいると言われています。

 

アルコールがアセトアルデヒドに変わり、これが食道癌の発症に関与していると指摘されています。

 

コップ一杯のビールでも顔が赤くなる人は「フラッシャー」と言われます。

 

このタイプの人はアルコールに弱く、無理してアルコールをとると癌になりやすくなりま

す。

 

アルコールの飲めない人には「無理強い」しない方がよいようです。

 

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高齢者の血糖値は高めで維持?

2015年05月13日

以前は高齢者でも厳格に血糖値をコントロールするのが一般的でした。

 

最近では、高齢者の血糖値はやや高めに維持するようになりました。

 

低リスク群ではHbA1c:7.4%が目標です(正常は6.2以下です)。

 

認知症がある場合はさらに高い値で維持となります。

 

低血糖に伴う、転倒骨折や、認知症症状の悪化が心配なため、高齢者の血糖は若い

人より高めにします。

 

また腎臓機能の問題もあり、治療はより複雑になります。

 

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