片側の目の奥の痛みー発作性片側頭痛ー
2015年09月18日
群発頭痛と同じように目の奥の激しい痛みと、涙がでるなどの症状を伴う、「発作性
片側頭痛」という頭痛があります。
群発頭痛との違いは、発作の時間です。群発頭痛は1-2時間頭痛が続くのですが、
発作性片側頭痛は2-30分と短く発作時間は1日5回以上続きます。
頭痛のタイプとしては同じグループに入るのですが、治療薬が異なります。
頭痛薬が効かない場合は病院で相談をしましょう。
こくぶ脳外科・内科クリニック
片頭痛による首こり
2015年09月12日
片頭痛が起こる前に首や肩が張ってくることがあります。
「首がこって頭痛がする」と思っている人が多いのですが、実は片頭痛に伴って首が凝
ってきます。
片頭痛は脳の血管と三叉神経の変化に伴って起こりますが、その刺激が首の筋肉に
作用します。
70%以上の人が片頭痛時に首や肩が凝ってくるようです。
この場合肩首こりの治療でなく、片頭痛の治療が必要です。
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片頭痛とサプリメント
2015年09月05日
片頭痛に予防効果のあるサプリメントも報告があります。
マグネシウム、ビタミンB2、feverfewがある程度片頭痛を予防するようです。
片頭痛の方は脳内のマグネシウムは減っているという報告があり、片頭痛の予防にマ
グネシウムの補充が試みられています。
feverfewはハーブの一種でヨーロッパでよく使われているようですが、日本ではあまり
使われていません。
病院での処方を希望されない場合は、使ってもよいかと思われます。
長期で使う場合は病院で相談を。
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パーキンソン病のリハビリ
2015年08月22日
パーキンソン病は脳内のドーパミンが減ることで起こる病気です。
手の震え・小刻み歩行・前傾姿勢など運動症状が特徴的です。
その他にも便秘しやすい、血圧が低いなど自律神経症状もみられます。
運動障害があるため、転倒しやすいなどの症状がみられます。
定期的に体のバランスをとるリハビリや筋力とレーニングの有効性が報告されています。
薬に加えて定期的なリハビリが必要です。
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片頭痛の薬「トリプタン」はどのように効くか?
2015年08月08日
片頭痛発作が起こった時に飲む「トリプタン」という薬があります。
通常の鎮痛薬と違って、病院でしか処方できません。
片頭痛は三叉神経から放出される炎症物質とそれに伴う血管の拡張が関与していると言われています。
トリプタンはその炎症物質の放出を抑制しかる血管の拡張を抑制します。
通常は30分程度で効いてくるようです。
症状の改善がない場合は病院でトリプタンを処方してもらいましょう。
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「卑弥呼」も片頭痛もち?
2015年08月01日
かつて日本を支配した女王卑弥呼も片頭痛もちであったのではないかと言われています。
低気圧がくると片頭痛のある人は「頭痛」が襲ってきて、雨がふることを予測することができます。
かつて天気予報のなかった時代に、「近いうちに雨がふるだろう」と予測すればみんなが驚いたと思われます。
卑弥呼は気圧の変化を利用して権力を握った可能性があります。
あくまで予測です。
だれもわかりません。
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片頭痛の人は片側の頭痛が多いか?
2015年07月25日
片頭痛は語源的には「頭の半分の痛み」から来ています。
実際には、最初から両側に頭痛がある人が40%、ずっと片側の人が40%、最初片側
から始まり両側に移行するのが20%です。
片頭痛といっても半分以上の人が両側の頭痛のようです。
片頭痛の場合、頭痛以外に吐き気や、光や音過敏を伴うのが特徴です。
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片頭痛のある方のライフスタイル
2015年07月18日
片頭痛のある女性は、偏食する人が多く朝食をとらない人が多いようです。
低血糖になると片頭痛を起こしやすくなるので、朝食をとらない場合片頭痛が起こりや
すくなっている可能性があります。
男性の場合は、片頭痛のある人はない人に比べてお酒を飲まない傾向にあるようです。
飲酒が片頭痛を悪化させる場合があり、自ら避けている可能性があるようです。
また睡眠不足傾向のようですので、予防のためにしっかり睡眠はとりましょう。
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糖尿病とアルツハイマー
2015年07月14日
最近の報告では日本人の認知症患者は予備軍も含めると1000万人いるのではない
かと言われています。
糖尿病があると、ない人と比較して約2倍アルツハイマーになりやすいと言われています。
インスリン治療を行っている人はさらにリスクが高まります。
アルツハイマーの原因は脳内にアミロイドβが溜まることで発症すると考えられています
が、糖尿病があるとこれが脳に溜まりやすくなります。
食事や運動で糖尿病を予防することが、将来認知症を予防することにもなります。
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顔の半分が急に動かなくなる?
2015年07月04日
突然顔の半分が動かなくなる「片側顔面麻痺」という病気があります。
顔の筋肉を動かす「顔面神経」という神経が麻痺することで起こります。
原因は不明のことが多いですが、ヘルペスウイルスの感染が関わっている場合がある
ようです。
急に顔が動かなくなった場合は早めの治療が必要で、ステロイドや抗ウイルス剤が使
われます。
慢性期には顔面マッサージなどが有効な場合があります。
以前行われていた筋力強化や低周波は「顔面拘縮」を起こすこともあり注意が必要です。
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