頭痛もちだった?後白河天皇
2014年09月13日
後白河天皇は平安末期の天皇で、源氏と平氏が対立していた時代に活躍した天皇で
す。
院政をはじめた天皇としても有名です。
この天皇は頭痛もちであったことは有名です。
京都にある三十三間堂は天皇の頭痛平癒のために造られたそうです。
頭痛封じのお守りもあるとのことですが、まずは病院で診察してもらいましょう。
こくぶ脳外科・内科クリニック
高血圧と片頭痛
2014年09月06日
血圧と頭痛に関してさまざまな報告がありますが、片頭痛患者さんは収縮期血圧が低
く、拡張期血圧が高い傾向にあるようです。
慢性片頭痛と高血圧は関連性があるとの指摘もあります。
片頭痛の予防薬にはCa拮抗剤や、ARB、βブロッカーなどの血圧を下げる薬も有効で
す。
片頭痛のある患者さんには血圧の変動にも注意が必要と考えられます。
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貨幣状頭痛について
2014年08月23日
一次性頭痛の中に、頭の局所にコイン状の頭痛がみられる場合があります。
大きさがコイン状で周囲がくっきりした輪郭を示し、頭頂部に多い頭痛です。
40-50歳の女性に多い頭痛で数か月痛みが続く場合もあります。
原因は明らかではありませんが、神経痛の一種であるという考え方や、中枢性の障
害という考え方があるようです。
治療も有効なものはありませんが、抗てんかん薬が有効な場合があります。
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頭痛を起こす頸椎疾患
2014年08月09日
首からくる頭痛は、首肩こりなどの首周囲の筋肉や筋膜の異常で起こることが多いです。
まれではありますが、手術が必要になってくるものがあります。
例えば、頸椎の骨の変形による変形性頸椎症や、椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化
症など靭帯の障害。
頸髄の腫瘍や、脊髄空洞症、子供で見つかりやすいキアリ奇形などがあります。
このような場合は手術をすることで改善する場合もあります。
症状が継続する場合は首のMRI検査などが必要です。
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脳卒中後しばらくしてからの行動異常
2014年08月04日
脳卒中には血管の詰まる脳梗塞、出血する脳出血やくも膜下出血などがあります。
脳卒中によって脳の一部に傷が入り、その後しばらくしてからてんかんを起こすことが
あります。
脳卒中になってから2週間以上してから発作を起こした場合は抗てんかん薬による治
療が必要です。
全身けいれんではなくて、しばらくボーとしていて本人は覚えていないとか、妙な行動
障害が症状の場合があります。
脳波検査では半分のケースで異常ない場合があるので注意が必要です。
脳卒中後に行動異常が時々みられる場合は病院で相談を。
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自分が認知症であることに気が付かない?
2014年07月12日
アルツハイマー病など認知症が進んでくると、自分が認知症であることに気が付かな
くなります。
これを病態失認と言います。
患者さん自身が物忘れを自覚しているような言い方をしても、これは真に自覚してい
るわけでなく、周りの人に指摘されることによる「取り繕い」であることが多いようです。
本人の自覚よりも、家族が何かおかしいと気付いたときは病院で診察を受けた方が
良いです。
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糖尿病と認知症
2014年07月07日
糖尿病があるとアルツハイマー病に2-4倍なりやすいと言われています。
アルツハイマー病の原因は、脳の中にアミロイドβタンパクがたまり、神経細胞にタウ
タンパクがたまることによって起こると考えられています。
糖尿病があると、これらのタンパクがたまりやすいためアルツハイマー病になりやすく
なると考えられています。
また糖尿病があると脳梗塞や脳動脈硬化も起こりやすく、認知症悪化の要因にもなっています。
運動食事等を気を付けることで認知症も予防できると言われています。
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日本での認知症者の数
2014年06月30日
2012年の段階の調査で、65歳以上の高齢者において、認知症の人は15%といると
言われています。
認知症ではないが、軽度の認知障害の人が13%いるとのことで、あわせて28%にな
んらかの問題がるようです。65歳以上の3人に1人です。
過去に想定されていた数よりはるかに多くの人が認知症になっています。
加齢が一つの原因ですが、少しでも認知症にならないように予防が大事です。
生活習慣病の管理や定期的な運動が有効です。
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こむら返り
2014年06月21日
突然ふくらはぎが痛くなって動けなくなることがあります。
こむら返りは無意識に突然起こる有痛性の骨格筋の収縮です。
こむら返りの7割は夜間に見られます。
運動神経の過剰な興奮が引き金になって筋収縮が起こると考えられています。
ナトリウムチャンネルの異常が原因として考えられています。
漢方薬は有効ですが、頻回になる場合は抗てんかん薬も有効な場合があるようです。
また足が冷えると起こりやすので温度管理が大切です。
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高齢者のめまい
2014年06月07日
高齢者の場合はふらつきをめまいと表現する方が多いようです。
足の裏に圧力を感じとる感覚器が人にはあります。
その信号を脊髄から小脳に伝えるのですが、高齢になるとこの機能が衰えます。
結果としてふらつきの症状が出てくることがあります。
また歩行時などに発作的にふらつきがでる場合は不整脈が出ていることもあるようで
す。
その場合は心電図などの検査が必要になります。
高齢になると神経系の問題だけでなく全身疾患からのめまいも起こりやすいので注
意が必要です。
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