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テストステロンと認知機能

2013年12月14日

テストステロンは男性ホルモンですが、認知機能の改善効果もあるようです。

ネズミの実験で、テストステロンが低いと記憶力が低下するようですが、テストステロ

ンの注射をすると改善がみられるとのことです。

年をとると男性ホルモンの分泌が低下しますので、認知機能低下の原因に一つにな

っているかもしれません。

運動すると筋肉から男性ホルモンが分泌されると報告されています。

認知機能低下の対策としてジョッギングや筋トレが効果が期待されます。

こくぶ脳外科・内科クリニック


肥満で片頭痛になりやすい?

2013年12月07日

片頭痛は20代から40代の女性に多い頭痛です。

 

脈打つ痛みで、光や音臭いに過敏となり、吐き気を伴うのが特徴です。

 

頭部の血管と三叉神経が関連して頭痛を起こします。

 

天気、ストレス、生理などが片頭痛の引き金になります。

 

肥満も片頭痛を起こしやすい要因に一つとして報告されており、片頭痛のある人は

 

も大切なようです。

 

こくぶ脳外科・内科クリニック


猿の脳にも男女差

2013年11月30日

猿の赤ちゃんに人のおもちゃを与えて観察した研究があるそうです。

オスの赤ちゃんは人の男児が好むおもちゃに、メスは女児の好むおもちゃに興味を

示すそうです。

人間の脳も男女差があります。

胎児の時に性ホルモンにどのようにさらされるかによって男性脳、女性脳に分かれま

す。


認知症と幻覚

2013年11月28日

認知症といえばアルツハイマー型認知症が有名ですが、他の病気もあります。

 

幻覚症状を特徴とするものにレビー小体型認知症があります。

 

神経細胞にレビー小体というものが蓄積して起こる病気です。

 

診断基準では具体的で詳細な内容の、繰り返し起こる幻覚となっています。

 

物忘れに幻覚がある場合はこのような疾患を考える必要があります。

 

こくぶ脳外科・内科クリニック


右脳と左脳

2013年11月09日

人間の脳は右脳と左脳に分かれています。

左右の脳は脳梁(のうりょう)といわれる神経線維の塊で結ばれており、左右の連絡

がとられています。

左右の脳はそれぞれ得意分野があります。

左脳は話す聞くなどの言語能力、論理的な思考や計算を司っています。

右脳は人や物を認識したり、メロディーを認識したりするのが得意です。

左右の脳は脳梁を介して情報を共有し、最終的な判断を行っています。


片頭痛と天才

2013年11月05日

片頭痛は古くから知られ、日常よくみられる病気ですが、天才的人物が多いのをご存知でしょうか?

例えば、音楽家のショパン、ノーベル賞のノーベル、精神科医のフロイト、哲学者のニ

ーチェなど。

脳の活動が活発な人に片頭痛が起こりやすいという意見もあります。

片頭痛のある人のすべてが天才というわけではありませんが、何らかの関係はある

もしれません。


脳死とは?

2013年10月26日

脳死とは脳全体の機能が停止し、回復が望めない状態を指します。

脳には大脳、小脳、脳幹などのの部位に分かれます。これらすべての機能が停止し

た状態です。

脳幹は呼吸や心臓をコントロールするなど生命維持に重要なところですが、脳幹機能

停止のみを脳死とする国もあるようです。

脳死と混同する植物状態は、脳幹の機能は問題なく大脳の機能が停止または広く障

された状態です。

脳死であるかどうかの判定は臓器移植をする上で大切な考え方です。


歳をとると忘れっぽくなる理由

2013年10月19日

ものを覚えるときは脳の中で神経のシナプスが新たに他の神経と結びつき、記憶が

形成されます。

大脳皮質では多くの神経がシナプスを作って記憶の回路が作られますが、歳をとると

効率の良い回路ができにくくなります。

またこのような回路が歳とともに一杯となり新しいことが覚えにくくなります。

認知症の場合は、神経細胞が脱落することで記憶の回路がさらにできにくくなった状

態といえます。


夢を見るのは記憶するため?

2013年10月15日

睡眠中の夢は日中に起こったことの記憶を定着させるためではないという説がありま

す。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠中は脳は活発に動いています。

このレム睡眠中に海馬は1日の記憶を整理して記憶すべき情報とすてるべき情報

分けています。

実際に学習をしたあとに睡眠をとった群ととらない群では記憶の定着に差があるよう

です。

記憶するには睡眠が大事です。


サヴァン症候群とは?

2013年10月05日

稀に普通の人では考えられないような能力を発揮する人がいます。

例えば、一度見ただけの絵を細部のわたって描くことができたり、10冊の本を一言

一句間違わずに暗記できたりします。

このような例をサヴァン症候群といいます。

患者の多くが男性で左大脳半球に損傷があるといわれています。

いわゆる天才といわれる人の中にもこのような状態の方がいるようです。

また人間の脳は本来この程度の能力を備えているのかもしれません。


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