不整脈と脳梗塞
2013年09月07日
不整脈の中に危険なものがあり、その中の一つが心房細動です。
心房細動という不整脈があると将来脳梗塞を起こすリスクが高くなります。
心臓に塞栓物質ができて、それが脳に飛んで行き脳の血管を詰まらせます。
このタイプの脳梗塞は重症になることが多いですので予防することが大切です。
血液をさらさらさせる薬が有効ですので、病院で相談しましょう。
こくぶ脳外科・内科クリニック
糖尿病と認知症
2013年08月24日
糖尿病があるとアルツハイマー型認知症になるリスクが約2-3倍高くなることが報告さ
れています。
原因はいろいろあるようですが、糖尿病があると血管が傷みやすいのでその結果神
経細胞も障害されやすく認知症になりやすいと考えられます。
血糖値の変動が大きい場合、特に食後血糖が高くなる場合は血管に障害が起こりや
すくなります。
HbA1cを下げることも大切ですが、血糖の変動を抑えることが認知症の予防になる
ようです。
認知症予防のために血糖が高めの方は早めに病院で相談しましょう。
こくぶ脳外科・内科クリニック
頭痛とあくび
2013年08月17日
頭痛の前になると必ず「あくび」が出るという方がいると思います。
これは片頭痛の予兆期によくみられる症状です。
あくび以外にも、知覚過敏、体のむくみ、首や肩のこり、体がだるい、食欲亢進などが
みられることがあります。
片頭痛が起こるとき脳の中のドーパミンという神経伝達物質も変動も見られ、これが
あくびの原因と考えられています。
ドーパミンの変動により、あくび以外にも吐き気、嘔吐、低血圧、気分変調などの症状
も見られます。
片頭痛はちかちかしたものが見える前兆のあるタイプとないタイプがあります。
8割の人は前兆のないタイプです。
片頭痛では、脈打つ痛みで、吐き気や嘔吐を伴います。光や音に過敏になり、動くと
悪化しますので、暗くて靜かなところで安静にしている人が多いです。
このような頭痛が起こる前にいわゆる「あくび」が見られる場合は、片頭痛の予兆と考
えられます。
症状が続く場合は一度脳の検査をすることをお勧めします。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
アルツハイマー病の予防法
2013年08月17日
アルツハイマー病はまだ完治する方法は見つかっていません。
そのためにいろいろな予防する方法が報告されています。
アルツハイマー病は物忘れ症状が出る数年前から病気は始り、少しずつ進行するた
め予防することは大切です。
まずは血圧や糖尿病などの生活習慣病に注意することが大切です。
食事としては、魚を食べる習慣、野菜や果物をとること、また定期的な運動習慣など
が有効です。
適度なアルコール摂取も統計的にはアルツハイマーを予防すると報告されています。
脳のMRI検査での白質病変
2013年08月09日
脳のMRI検査をすると、フレア画像で脳にたくさん白い部分がみられることがあります。
これば白質病変といって動脈硬化に伴うものの可能性があります。
白質病変が多いと将来脳卒中や認知症になるリスクが高いと報告されています。
原因として、加齢、高血圧、糖尿病、喫煙、女性などがありリスクファクターです。
生活習慣病に気をつけることが、脳の変性を予防することに大切です。
頭の片側が痛い
2013年07月27日
頭の片側のみがずっと痛い場合は、片頭痛などの場合もありますが、「持続性片側
頭痛」という頭痛もあります。
これはその他の一時性頭痛に分類されます。
頭痛以外に頭痛と同じ側の自律神経症状(涙がでる、充血する)がでるのが特徴で
す。
通常の痛み止めの効きが悪く、インドメタシンに反応する場合があります。
片側の頭痛が続く場合は病院で相談してみましょう。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
高血圧の人のための塩分控えめの方法
2013年07月20日
日本人は世界の中でも塩分摂取量が多く、高血圧の原因の一つです。
血圧が高いと脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなりますので、塩分を控えることは大
切になります。
減塩の方法として塩分の多い食事を減らすことです。
例えば塩分の多いものとして、漬物、汁物、麺類、加工品(ソーセージなど)があります。
濃い味付けに注意することも大事です。
普段の食生活を一度見直してみましょう。
熱中症について
2013年07月13日
熱中症は高温多湿の環境で、体から熱を放散することができないことによる障害で
す。
熱射病(体温が40度以上、意識障害など)の場合は多臓器不全を起こし死亡率も高
くなります。
体温上昇を伴うものは高度の脱水が考えられ、注意が必要です。
熱中症が疑われた場合は、とりあえず涼しいところに移し、脱衣して、あおいで体温を
下げましょう。
体温が高く、意識が朦朧としている場合は救急搬送が必要です。
特に子供と高齢者は熱中症になりやすいので予防が大切です。
慢性頭痛と抗うつ剤
2013年07月08日
頭痛が慢性的にある方では病院で抗うつ剤が処方されることがあるかと思います。
その場合は必ずしも「うつ病」があるからではない場合があります。
抗うつ剤の中には痛みを抑える作用があるものがあります。
脳の中に下降性疼痛抑制系という、内因性の痛みを抑える仕組みがあり、これを活
性化させる作用が抗うつ剤のなかにあります。
抗うつ剤を処方されて、自分はうつ病ではないか?と心配されている方もいると思い
ますが心配いりません。
病院でよく相談しましょう。
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急な後頭部の痛み
2013年06月29日
一側の急な後頭部の頭痛があり、それが持続する場合は椎骨動脈解離の可能性が
あります。
首の後ろには、2本の椎骨動脈が走っています。
この椎骨動脈の内膜に亀裂が生じ血管の壁の中に出血して動脈瘤ができてしまう病
気です。
中年の男性に多い病気で、後頭部の頭痛が持続します。
肩こり頭痛でも後頭部が痛くなりますので、注意が必要です。
動脈瘤ができるとくも膜下出血を起こすことがありますので症状が持続する場合は早
めに病院に行きましょう。
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