HOME › ブログ

ブログ

脳のMRI検査での白質病変

2013年08月09日

脳のMRI検査をすると、フレア画像で脳にたくさん白い部分がみられることがあります。

これば白質病変といって動脈硬化に伴うものの可能性があります。

白質病変が多いと将来脳卒中や認知症になるリスクが高いと報告されています。

原因として、加齢、高血圧、糖尿病、喫煙、女性などがありリスクファクターです。

生活習慣病に気をつけることが、脳の変性を予防することに大切です。


頭の片側が痛い

2013年07月27日

頭の片側のみがずっと痛い場合は、片頭痛などの場合もありますが、「持続性片側

頭痛」という頭痛もあります。

これはその他の一時性頭痛に分類されます。

頭痛以外に頭痛と同じ側の自律神経症状(涙がでる、充血する)がでるのが特徴で

す。

通常の痛み止めの効きが悪く、インドメタシンに反応する場合があります。

片側の頭痛が続く場合は病院で相談してみましょう。

 

頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック


高血圧の人のための塩分控えめの方法

2013年07月20日

日本人は世界の中でも塩分摂取量が多く、高血圧の原因の一つです。

血圧が高いと脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなりますので、塩分を控えることは大

切になります。

減塩の方法として塩分の多い食事を減らすことです。

例えば塩分の多いものとして、漬物、汁物、麺類、加工品(ソーセージなど)があります。

濃い味付けに注意することも大事です。

普段の食生活を一度見直してみましょう。


熱中症について

2013年07月13日

熱中症は高温多湿の環境で、体から熱を放散することができないことによる障害で

す。

熱射病(体温が40度以上、意識障害など)の場合は多臓器不全を起こし死亡率も高

くなります。

体温上昇を伴うものは高度の脱水が考えられ、注意が必要です。

熱中症が疑われた場合は、とりあえず涼しいところに移し、脱衣して、あおいで体温を

下げましょう。

体温が高く、意識が朦朧としている場合は救急搬送が必要です。

特に子供と高齢者は熱中症になりやすいので予防が大切です。


慢性頭痛と抗うつ剤

2013年07月08日

頭痛が慢性的にある方では病院で抗うつ剤が処方されることがあるかと思います。

その場合は必ずしも「うつ病」があるからではない場合があります。

抗うつ剤の中には痛みを抑える作用があるものがあります。

脳の中に下降性疼痛抑制系という、内因性の痛みを抑える仕組みがあり、これを活

性化させる作用が抗うつ剤のなかにあります。

抗うつ剤を処方されて、自分はうつ病ではないか?と心配されている方もいると思い

ますが心配いりません。

病院でよく相談しましょう。

頭痛 こくぶ脳外科・内科クリニック


急な後頭部の痛み

2013年06月29日

一側の急な後頭部の頭痛があり、それが持続する場合は椎骨動脈解離の可能性が

あります。

首の後ろには、2本の椎骨動脈が走っています。

この椎骨動脈の内膜に亀裂が生じ血管の壁の中に出血して動脈瘤ができてしまう病

気です。

中年の男性に多い病気で、後頭部の頭痛が持続します。

肩こり頭痛でも後頭部が痛くなりますので、注意が必要です。

動脈瘤ができるとくも膜下出血を起こすことがありますので症状が持続する場合は早

めに病院に行きましょう。

頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック


風邪のようにみえる感染症

2013年06月22日

喉の痛み、咳、痰、鼻水などの上気道症状があるものは風邪の可能性が高くなりま

す。

一方で、高い熱がでる、体がだるい、下痢する、頭痛などの場合は風邪ではなく別の

染症の可能性があります。

例えば、腎臓の感染では腎盂腎炎、頭の感染では髄膜炎、、皮膚の感染では蜂か織

炎、その他急性肝炎、心内膜炎などあります。

高齢者の場合は、風邪から肺炎になっていても呼吸症状があまりなく、だるいとか食

欲がないなどの症状しかでない場合があり注意が必要です。

こくぶ脳外科・内科クリニック


脳における小さい脳梗塞と脳出血

2013年06月15日

脳の血管障害の中で、いわゆるラクナ梗塞や大脳白質病変などの虚血性病変と

小出血などの出血性病変をまとめてSmall Vessel Diseaseといわれるようになりまし

た。

これは動脈硬化に伴う脳の病気で、認知機能低下や心臓死のリスク増大との関連が

指摘されています。

高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、喫煙がこの脳の病気を悪化させてしまいま

すが、脳の血管障害に限らず全身の動脈硬化を進めないようにすることが大切で

す。

こくぶ脳外科・内科クリニック


小児良性発作性めまいについて

2013年06月08日

小児で、「回る、倒れる」などのめまい症状を訴える場合があります。

発作は数秒から数分程度継続し、数日から数ヶ月に1回みられます。

片頭痛の関連疾患に小児周期性症候群というものがあり、小児良性発作性めまいが含

まれます。

この病気は母親が片頭痛の場合が多く、本人も将来片頭痛になることがあります。

原因不明のめまいの場合はこの疾患にも気をつける必要があります。


アルツハイマー病の初期症状

2013年06月01日

アルツハイマー病の初期には「近時記憶障害」が認められます。

聞いたことを忘れる、おき場所を忘れよく探している、出来事自体を忘れるなど体験

を忘れます。

症状が出始めたときはすでに病識がある程度低下しているので、本人に聞いても自

覚がありません。

家族にとってこのもの忘れが普通ではない違和感がある場合はアルツハイマーを起

こしている可能性があるので早めの病院受診が勧められます。

その後注意力の低下や、以前から慣れていた作業ができなくなるなどの症状が出て

きます。この時点で、ある程度症状が進んでいる状態です。


このページの先頭へ