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糖尿病とすい臓癌

2013年01月08日

すい臓癌は、あまり症状がないため発見された時はすでに進行していることが多いで

す。

すい臓癌には以下の危険因子があります。

1)家族にすい臓癌になった人がいる、2)糖尿病か慢性膵炎になている、3)喫煙して

いる。

このような危険因子のあるかたは定期的に腹部のエコーや腹部MRIなどの検査が必

要です。

糖尿病のあるかたは約2倍すい臓癌になりやすいと報告されています。

 

 


頭痛とくも膜下出血

2013年01月07日

頭痛で最も多い原因は緊張型頭痛と片頭痛です。

特に緊張型頭痛は肩や首のこりが原因となるため、この冬の時期は悪化傾向になり

ます。

頭痛の中には命に危険を及ぼすものがあり、最も危険なものがくも膜下出血です。

くも膜下出血は脳の血管に動脈瘤ができて、これが破裂して起こります。

今までにない頭痛がみられた場合は、脳の検査をお勧めします。

軽い頭痛でもくも膜下出血を起こしている場合もあります。

 

頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック


68歳 男性 脳卒中後の筋肉のこわばり

2012年12月27日

(経過)5年前に脳出血を起こし、右半身の麻痺と言語障害がみられます。普段は車

椅子の生活です。

(症状)右上肢の筋のこわばり(痙縮)がみられ、肘が曲がり、手は握った状態で爪が

手に食い込んだ状態です。そのため痛みがあり、衛生上も問題があります。

(治療)緊張の高い腕の筋肉にボトックス注射を行ったところ、肘がある程度伸びて、

手も広げやすくなり爪もつみやすくなりました。この効果は数ヶ月続きます。見た目の

効果もそうですが、ご本人の満足度が高いようです。

 

脳卒中、後遺症、こくぶ脳外科・内科クリニック


物盗られ妄想と認知症

2012年12月22日

財布を盗まれた、印鑑を盗まれたなどの妄想は認知症によくみられる症状です。

 

お嫁さんなど最も依存している人が攻撃対象になることが多いです。

 

攻撃性の裏に精神的な依存があるからではないかと考えられています。

 

認知症が軽度から中等度の時期に見られ、その後減少していくようです。

 

アルツハイマー病による症状の場合は少量の抗精神薬が有効な場合があります。

 

家族の対応として、妄想に対していきなり否定しないことが大切です。


軽い頭部打撲で脳内出血することがあります。

2012年12月12日

車から降りるときに頭を軽くぶつけたりするだけで脳内に出血をすることがあります。

本人は頭をぶつけたことをすっかり忘れていることもあります。

高齢者の場合は特に起こりやすいです。

脳と頭蓋骨の間に出血を起こして、少しずつ大きくなり脳を圧迫していきます。

頭痛が続いたり、ふらつきがでたり、物忘れ症状が続く場合は脳の検査が必要です。

 

頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック


不眠と体温の関係

2012年12月04日

体温は夕方から低下し朝には最低になり、その後昼にかけて上昇していきます。

寝る前には体温が下がりますが、そのときにメラトニンという睡眠を誘発するホルモン

が分泌されます。

寝る前に入浴したり、軽い運動することで体温を上昇させます。

その後体温が低下してくるときに眠気がきますのふとんに入るとよく眠れます。

不眠で困っているかたは、体温の変化に注意してみるとよいかもしれません。

こくぶ脳外科・内科クリニック


ノロウイルス急増中

2012年11月28日

厚生労働省はノロウイルスによる感染性胃腸炎が急増していると警告しています。

手についたウイルスが食事の時に口にはいることで感染してしまいます。

症状は主に嘔吐と下痢、発熱です。

吐いたものや、便の中にウイルスがいて、そこから感染が広がっていきます。

食事などの前は必ず手洗いをしてウイルスを洗い流しましょう。

 

こくぶ脳外科・内科クリニック


くも膜のう胞による頭痛

2012年11月21日

くも膜のう胞はくも膜の先天奇形の一種で、脳の検査をすると稀にみつかります。

ほとんどは症状がありませんが時に頭痛をきたすことがあります。

くも膜のう胞内に出血をする場合や、くも膜のう胞自体が大きくなることによります。

頭痛は脈打つ痛みや重い痛みで、片頭痛と間違う場合があります。

急な頭痛があり長引く場合は一度脳の検査をする必要があります。

 

頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック


慢性のめまいの原因:遅発性内リンパ水腫

2012年11月07日

子供の時にウイルス感染したり、頭部外傷、炎症などで片方の耳が高度の難聴になっ

た場合、数年たってからめまい発作を起こすことがあります。

内耳にリンパ水腫を起こす点ではメニエール病と同じメカニズムです。

治療もメニエール病に準じて行います。

片側の難聴がありめまいが続く場合は、この病気の可能性があります。


風邪のメカニズム

2012年11月01日

風邪の原因の多くはウイルス感染です。

ウイルスが喉に感染すると炎症を起こして、痛みがでます。気管支に感染すると咳や

痰が出てきます。

炎症とは免疫細胞がウイルスを排除しようとする反応です。

炎症反応によって熱がでます。多少の熱であれば免疫反応によるものなので経過観

察でよいです。

高熱になると体力を消耗するので薬でコントロールが必要です。

風邪から肺炎を起こすこともありますので、症状が強い場合は早めに病院受診を。


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