血管の動脈硬化の検査
2012年08月17日
動脈はゴムのように弾力性と伸縮性がありますが、年齢とともにそのしなやかさはなく
なっていきます。
動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞になっていきます。
生活習慣によっては10歳代から動脈硬化がみられることがあるようです。
動脈硬化の検査方法として、頚動脈エコーと血圧脈波検査があります。
頚動脈エコーは首の血管の厚さを超音波で調べる方法です。
脈波は手足の血圧を同時に測定することで血管年齢を推測します。
高血圧、糖尿病、喫煙などが動脈硬化進行の原因になります。
物忘れ、どのタイミングで病院に行くか?
2012年08月08日
何度も同じことを言ったり聞いたりする、物の名前がでなくなった、好きだったことに無
関心になった、怒りっぽくなった、道に迷うようになった。
このような症状がみられる場合は早めに病院に受診することが勧められます。
認知症は早期に発見することが大変重要です。
早期発見すると薬が有効となる可能性が高く、認知症の症状を先に延ばすことが可
能になります。
認知症とこくぶ脳外科・内科クリニック
中性脂肪について
2012年08月01日
血液検査をすると中性脂肪が高くなっているかたが多いと思います。
中性脂肪はエネルギーの運搬や貯蔵に関わっています。
ご飯やパンなどの炭水化物を多くとると血液中で中性脂肪に変換されて数値が上が
ります。
コレステロールと同様に動脈硬化の危険因子で、日本人の心筋梗塞患者では、コレ
ステロールよりも中性脂肪が高いケースが多いようです。
中性脂肪は、年齢、食事内容、運動で変動します。正確な値を知るためには12時間
の絶食が必要です。
お酒をよく飲む人は中性脂肪が上がりやすいようです。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
人間は120歳まで生きられる?
2012年07月31日
人間は誰でも老いが来て、最期を迎えます。
人間の遺伝子の構造などから考えて、人間の最長寿命は120歳とのことです。
一人でも100歳以上生きた家族がいる家系では、いない家系に比べて、90歳以上
まで生きる確率は4倍以上です。
老化には遺伝因子が関係していますが、環境因子がもっと関わっているという考えが
一般的です。
バランスのとれた食事、適度な運動など気をつけることで老化はかなり抑えることが
可能です。
頭痛外来とこくぶ脳外科・内科クリニック
49歳男性 急に左手が動かなくなる。
2012年07月30日
前日に宴会があって、帰宅後そのまま寝て朝起きたとき、左手が動かなくなっている
ことに気づきました。
左手を握る動作はできますが、開く動作が難しく時間がかかります。
左手の甲にしびれた感じがありあります。1日様子を見ていましたが、改善しないため
病院受診となりました。
診断は左とう骨神経麻痺です。
とう骨神経は手の末梢神経ですが、寝ている間に圧迫されて麻痺したものと考えられ
ます。
治療はビタミン剤などで自然に回復してくるのを待つことです。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
32歳女性 予防薬で片頭痛が減る。
2012年07月24日
中学生ごろから頭痛があり、頭痛のたびに嘔吐して寝込んでいました。
頭痛の前には視野の外側にきらきらするものがみえてきて大きく広がっていき、やが
で消えていきます。
20分程度でその症状がよくなると、その後激しい頭痛が始まります。
市販の頭痛薬はあまり効きません。しばらく横になって一眠りするとよくなっていると
いうことが繰り返していました。
最近はストレスのせいか頭痛の回数が増えてきました。
片頭痛の予防薬にバルプロ酸という薬があります。この薬を毎日飲んでもらったとこ
ろ、片頭痛の回数が減り痛みの程度も軽くなったとのことです。
片頭痛が多い方は、この予防薬が有効な場合がありますので病院で相談しましょう。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
夢を見るのは記憶するためか?
2012年07月17日
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
レム睡眠は体は休んでいますが脳は動いている状態です。
レム睡眠中の海馬は、1日の記憶を再現して保存する記憶と消去する記憶を整理し
ています。
このときに人は夢を見ているとのことです。
記憶を定着させるためには十分に寝ることが大切です。
こくぶ脳外科・内科クリニック
人の名前が思い出せない?
2012年07月11日
記憶には新しいことを覚えるということ、記憶を保持すること、保存された記憶を引き
出すという作業があります。
年齢とともに、保存された記憶を引き出す能力が低下してきます。
芸能人の顔は思い出すのに、名前がでてこないのはよくある症状で病気ではありま
せん。
認知症の場合は、記憶の保持が難しくなってきますので、指摘されても全く覚えてい
ないことがあります。
本人に記憶障害の自覚があまりないことも特徴で、家族が気づくことがよくあります。
物忘れとこくぶ脳外科・内科クリニック
野菜の摂取量が少ない香川県民
2012年07月04日
先日の新聞報道でもあったように、香川県民は全国でも最も野菜の摂取量の少ない
県民の一つでした。
香川県に糖尿病が多い理由の一つかもしれません。
野菜はビタミンやミネラルの摂取源であるだけでなく、塩分摂取の多い人にとっては
塩分排泄作用もあります。
車社会で運動量も少ない香川県民にとっては、野菜が少ないことはさらなる健康不安
の材料です。
なるべく野菜をとるように心がけましょう。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
くも膜下出血と脳動脈瘤
2012年06月27日
くも膜下出血は脳のくも膜という部位の下に出血するためくも膜下出血といいます。
ほとんどは脳動脈瘤が破裂することによって出血が起こります。
脳動脈瘤ができる原因はわかっていませんが、動脈硬化がある場合、高血圧の方、
家族歴がある場合、喫煙する方はリスクが高くなります。
脳動脈瘤が破裂した場合は、急な頭痛を起こしますが軽い頭痛で起こる場合もあり
注意が必要です。
頭痛が継続する場合は、一度脳のMRI検査をしてもらいましょう。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック