夢を見るのは記憶するためか?
2012年07月17日
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
レム睡眠は体は休んでいますが脳は動いている状態です。
レム睡眠中の海馬は、1日の記憶を再現して保存する記憶と消去する記憶を整理し
ています。
このときに人は夢を見ているとのことです。
記憶を定着させるためには十分に寝ることが大切です。
こくぶ脳外科・内科クリニック
人の名前が思い出せない?
2012年07月11日
記憶には新しいことを覚えるということ、記憶を保持すること、保存された記憶を引き
出すという作業があります。
年齢とともに、保存された記憶を引き出す能力が低下してきます。
芸能人の顔は思い出すのに、名前がでてこないのはよくある症状で病気ではありま
せん。
認知症の場合は、記憶の保持が難しくなってきますので、指摘されても全く覚えてい
ないことがあります。
本人に記憶障害の自覚があまりないことも特徴で、家族が気づくことがよくあります。
物忘れとこくぶ脳外科・内科クリニック
野菜の摂取量が少ない香川県民
2012年07月04日
先日の新聞報道でもあったように、香川県民は全国でも最も野菜の摂取量の少ない
県民の一つでした。
香川県に糖尿病が多い理由の一つかもしれません。
野菜はビタミンやミネラルの摂取源であるだけでなく、塩分摂取の多い人にとっては
塩分排泄作用もあります。
車社会で運動量も少ない香川県民にとっては、野菜が少ないことはさらなる健康不安
の材料です。
なるべく野菜をとるように心がけましょう。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
くも膜下出血と脳動脈瘤
2012年06月27日
くも膜下出血は脳のくも膜という部位の下に出血するためくも膜下出血といいます。
ほとんどは脳動脈瘤が破裂することによって出血が起こります。
脳動脈瘤ができる原因はわかっていませんが、動脈硬化がある場合、高血圧の方、
家族歴がある場合、喫煙する方はリスクが高くなります。
脳動脈瘤が破裂した場合は、急な頭痛を起こしますが軽い頭痛で起こる場合もあり
注意が必要です。
頭痛が継続する場合は、一度脳のMRI検査をしてもらいましょう。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
月経時片頭痛の短期予防療法
2012年06月25日
片頭痛が生理前または生理中に限定して起こる場合には、短期予防療法が効果的
な場合があります。
生理数日前から生理中にかけて5-7日間トリプタンを毎日飲む方法や、通常の鎮痛
薬を朝晩飲んで、発作が起こった場合のみトリプタンを服用するという方法がありま
す。
月経時片頭痛は薬が効きにくい場合が多いようです。
睡眠不足にならないようにする、疲れないようにする、飲酒を控えるなどの生活習慣
に気をつけることも大切です。
またマグネシウムやビタミンB2などサプリメントが有効な場合があります。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
57歳男性 15分ほど言葉がでなくなる。
2012年06月23日
食事中に急に言葉が出なくなったとのことで受診となりました。症状は約15分ほど続
き、その後回復しました。
お酒を飲んでいたのが原因かもしれないけど、心配になったとのことでした。
頭部MRIでは、脳梗塞はできていませんでしたが、左の「中大脳動脈」という血管が
詰まっていました。
診断は「一過性脳虚血発作」で、血管の詰まった部分の脳血流が一時的に低下して
症状がでたと考えられました。
以前から高血圧がありましたが、特に治療はしていなかったとのことでした。
血圧が高い場合は動脈硬化が進みやすいので、早めの治療が必要です。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
早朝高血圧と片頭痛
2012年06月19日
片頭痛は早朝に頻発することが知られており、その原因の一つに早朝高血圧が関与
している可能性が指摘されています。
ARBというタイプの血圧を下げる薬が、早朝高血圧に伴う片頭痛の予防効果がある
ことが報告されています。
ARBは体内のレニンーアンギオテンシン系を抑制することで血圧を下げますが、この
系が三叉神経に何らかの作用を及ぼし、片頭痛を抑制するのではないかと考えられ
ています。
頭痛があればこくぶ脳外科・内科クリニック
64歳 男性 手のふるえ
2012年06月13日
約1年前から字を書くときや人前で話しをするときに手がふるえるとのことです。
特に字を書くときは手に力が入ってしまい、書きにくいとのことでした。
手のふるえの原因は、パーキンソン病や本態性振戦などがあります。
薬を使うことで症状を和らげることが可能ですので、症状が続く場合は病院で相談し
ましょう。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
脳卒中後遺症とボツリヌス毒素
2012年06月08日
脳卒中の後遺症に半身麻痺があります。半年ほどで急速に症状は回復しますが、あ
る程度時間が経つと回復が遅くなります。また筋肉の緊張が高くなり、動きが悪くなる
こともあります。これを痙縮と言います。
治療法のひとつにボツリヌスを筋肉に注射する方法があります。注射することで、筋
緊張が緩み、手足の動きが改善する場合があります。効果は3-6ヶ月継続しますが、
効果が落ちてきた段階で再度注射が必要になってきます。
当院でも治療を行っておりますのでご相談ください。
脳卒中とこくぶ脳外科・内科クリニック
失神の原因は?
2012年06月04日
突然に意識を消失してしまうことがありますが、原因としてさまざまなものがあります。
急な不整脈などが原因で脳血流が低下する場合、迷走神経を介しての失神として神
経調節性失神、降圧剤などが原因の薬剤性失神、高齢者に多い起立性失神、てん
かんなど脳からくる場合などがあります。
脳や心臓からのものは生命に危険を及ぼすことがあります。
原因を明らかにして治療することが大切です。
頭痛があればこくぶ脳外科・内科クリニック