頭痛の前の肩こり症状
2012年06月01日
肩がこって頭痛がする場合があります。片頭痛の予兆として頭痛が起こる前に肩や
首の周りが張ってくる症状があります。片頭痛の数時間から数日前に見られます。
肩こり以外にも、疲労感、食欲低下、思考が緩慢になるなどの抑制症状、いらいらし
たり、生あくびが出たり、食欲亢進、光音に過敏になるなどの興奮症状がみられたり
します。
単に肩こりというわけではなくて片頭痛の症状のひとつです。これは脳内の神経伝達
物質の変化によるものではないかと考えられています。
頭痛があればこくぶ脳外科・内科クリニック
体を動かして痛みをとりましょう。
2012年05月25日
痛みには急性の痛みと慢性化した痛みがあります。
痛みが続くと安静にするのが基本ですが、長く続くと筋力が低下し廃用性萎縮という
状態になります。
さらには関節が硬くなってしまいます。その結果さらに痛みが出て、痛みは慢性化して
しまいます。
運動は廃用性萎縮を予防するだけでなく、脳から内因性のオピオイド(鎮痛物質)が
分泌されるので痛みが和らぎます。
慢性化した痛みがある場合は適度な運動が必要です。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
52歳男性 健診で糖尿病を指摘された。
2012年05月24日
職場の健診で糖尿病を指摘され、2次健診で受診されました。
血液検査ではHbA1cは6.3でした。最近体重が増加傾向で、お腹も少し出てきたよう
です。仕事が忙しくであまり運動もできていません。
内臓脂肪が蓄積することによって、インスリン抵抗性が亢進することで糖尿病になっ
たと考えられます。
まずは食事療法と運動療法が大切です。カロリーを摂りすぎないこととバランスのよ
い食事が大切です。
また定期的な運動習慣も大切です。それでも改善しない場合は、適切な薬が必要です。
50歳女性 禁煙外来
2012年05月19日
禁煙外来アンケート
禁煙が成功した方に最後にアンケートにお答え頂いております。
1)禁煙が終わって今の感想は?
来院して本当によかった。二度と煙草を吸わない。
2)禁煙中にどんな点が大変でしたか?
2-3本に減って0本にする時。
3)禁煙を考えている人にひとことアドバイス
1日も早く禁煙外来を勧めます。
不安があっても来院すれば止めれる。
http://kokubunoge.blogspot.jp/
45歳 男性 左手のしびれの原因 脳梗塞
2012年05月16日
約1週間前から左手の指先がしびれるとのことで病院に来られました。診察すると左
の口の周りにもしびれ感があるようでした。以前から高血圧があり3種類の薬を飲ん
でも150/90mmHgと高めとのことです。また1日20本程度の喫煙も継続しています。
頭部MRIで右脳に脳梗塞が認められていました。MRAの血管検査では右の中大脳
動脈が細くなっていました。原因は慢性の高血圧と喫煙による動脈硬化と考えられま
す。
今後は禁煙を行い、さらに減塩や運動など生活習慣の改善が必要になります。また
血液さらさらの薬を飲み再発を予防する必要があります。一度脳梗塞になると再発の
リスクが高くなります。若い時から再発予防目的の生活が大切です。
脳梗塞によるめまいしびれでこくぶ脳外科・内科クリニック
40歳女性 片頭痛
2012年05月16日
高校生ぐらいのときから頭痛が始まり、その後頭痛が不定期にみられます。こめかみ
の辺りが痛くなり市販の鎮痛薬で改善していました。最近は痛み止めの効果が薄れ
てきました。頭痛の前に眼の前に小さい点のようなものが見えたあとその後大きくなり
回転する症状があり、30分程度で改善します。その後激しい頭痛があり吐き気が続
くためしばらく横になっています。
病名は片頭痛です。眼の前の光は閃輝暗転といって片頭痛による症状です。脳の後
頭葉という部分にCDS(cortical spreading depression)という変化が起こることによ
る症状といわれています。通常は30分程度で改善します。この症状がある場合は将
来脳血管障害を起こすリスクもあるようですので注意が必要です。
片頭痛は適切な治療で落ちつきますので、症状が続く方は市販薬で我慢せず病院で
相談しましょう。
頭痛とこくぶ脳外科・内科クリニック
中年での高血圧・糖尿病が将来認知症を予測する。
2012年05月12日
中年期に高血圧や糖尿病があり、しっかりとコントロールできていない場合には将来
アルツハイマーになりやすいといわれています。認知症になってから血糖値や血圧を
コントロールしても遅いので早めの治療が必要です。
血圧や血糖は脳卒中にも関係しています。塩分控えめの食事や太り過ぎないように
カロリー制限が大切です。食事は八分目にしましょう。
頭痛・こくぶ脳外科・内科クリニック
38歳女性 片頭痛
2012年05月11日
高校生のころから頭痛もちで、月に1回か2回は激しい頭痛に悩まされていました。
頭痛が始まる前には首から肩にかけて張った感じになり、その後こめかみ辺りの頭
痛が起こります。ひどくなると吐き気がでることもあります。頭痛は2-3日続いて、そ
の後よくなります。朝起きたときには頭痛がすでにあることがあり、その時は片頭痛
の薬を飲んでも効きません。また痛み止めを飲むタイミングが遅れると痛みがとれず
寝込んでしまいます。
月に数回の頭痛があり、痛み止めの薬が効かない場合がある時は片頭痛の予防薬
が効果的です。予防薬は痛いときだけに飲むのではなく、毎日定期的に飲むことで頭
痛を予防します。
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認知症と取り繕い反応
2012年05月08日
認知症は物忘れが主な症状ですが、「取り繕い」をすることが特徴的な症状のひとつ
と言われています。
具体的には、「今日の日付は?」と質問すると、「年をとると日にちは気にしなくなるか
ら」とか「今日は新聞をみるのを忘れた」などの言い訳をして、その場を取り繕う反応
があります。
一見よくある反応でもの忘れがあるのか正常なのかわからなくなることがあるます。
認知症があると思い出せないため何とかその場をしのごうとする反応です。
物忘れ外来 こくぶ脳外科・内科クリニック
首こりの原因
2012年05月01日
首こりは、局所の筋肉の緊張が高まった場合に、痛みの信号が脳に伝わっていき凝
りとして感じられます。
脳から痛みを抑制する経路(下行性疼痛抑制系)があり、痛みを抑制してくれます。
痛みが慢性化してしまうとこの抑制系が働かなくなってしまいます。
治療としては筋肉が緊張しすぎないように、運動したりほぐしたりして慢性化させない
ことが大切です。また慢性化してしまった場合は、病院で下行性疼痛抑制系を賦活さ
せるような薬を処方してもらいましょう。
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