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肩こりに運動療法

2012年04月04日

肩こりの原因は、首や肩の筋肉の緊張により血流障害を起こし痛みなどの症状がで

ると考えられています。パソコンなど同じ姿勢で仕事をするとか運動不足などが悪化

要因です。外国人に比べて日本人に肩こりが多い原因は筋肉が少ないためと言われ

ています。軽い肩こりであればストレッチ程度で改善しますが、ひどい肩こりの場合は

病院で治療が必要です。頚椎や肩関節の異常から症状が出ている可能性もありま

す。両腕を上に伸ばして耳につかない場合は重い症状です。当院では理学療法士に

よる運動療法を行っておりますので症状がひどい方はご相談ください。

頭痛外来:http://www.kokubu-clinic.jp/headache/

 

頭痛があればこくぶ脳外科・内科クリニックへ


MRI検査のメリットとデメリット

2012年03月30日

MRI検査は磁石で撮影するためにCTやレントゲンのように放射線がでません。

そのため被爆をすることがないのがメリットです。また細部にわたっって体の中を調

べることができます。脳に関しては、MRAといって造影剤を使わずに血管を調べる

とができます。脳の血管が細くなっているところはないか?くも膜した出血の原因の脳

動脈瘤はないか?等を調べることができます。CTは肺や腹部の臓器を調べるのに

比較的適しています。調べる部位によってまた何を調べたいかによって使いわけが

行われています。

 

頭痛のことは、こくぶ脳外科・内科クリニックへ


朝に多い脳梗塞

2012年03月26日

脳梗塞や心筋梗塞は朝に多く起こることが言われています。特に朝の8時ごろにみら

れます。原因としては、夜に自律神経の副交感神経が優位になっていますが、朝起き

たときに交感神経優位になります。その時に血圧が変動して血管が詰まりやすくなる

ということと、朝に凝固機能が亢進するために血栓ができやすいということが言われ

ています。凝固機能を安定化させるためには規則正しい食事が大切です。朝に急に

胸が苦しくなるとか、手足のしびれや言葉がしゃべりにくいなどの症状が出た場合は

すぐに病院に行きましょう。

 

脳ドック:http://www.kokubu-clinic.jp/diagnosis/

 

頭痛のことはこくぶ脳外科・内科クリニック


アルコールによる脳萎縮の進行

2012年03月24日

適量のアルコールは健康にもよく、寿命も伸びることが報告されています。しかし飲みす

ぎると逆に寿命が短くなると報告されています。脳に関しても同様に飲みすぎると脳が萎

しやすいと言われています。これはアルコールにより神経細胞が死滅するために起こ

ります。また飲みすぎは喉頭がんや食道がんのリスクも上昇させます。日本酒で2合以

上の飲酒はリスクを上げるようです。適量の飲酒を心がけましょう。hospital

 

脳ドック http://www.kokubu-clinic.jp/diagnosis/

 

頭痛でお悩みの方はこくぶ脳外科・内科クリニック


認知症の新しい薬の評価について

2012年03月23日

今までアルツハイマー病の薬は1種類しかありませんでしたが、昨年3種類発売され

ました。約1年たっていろいろと評価がでてきたようです。アセチルコリンエステラーゼ

害薬は抑うつ傾向や意欲低下がある場合に効果的で、メマリーはいらいらや焦燥

感がある場合に効果があるようです。またこれらの薬は症状の改善効果だけでなく、

症状の進行を抑えたり、改善させる効果も期待されています。アルツハイマー病の原

因の一つのアミロイドタンパクの増加も抑えてくれる効果があるようです。症状がかな

り進んでしまうと改善効果も少なくなりますので、早めの受診をお勧めいたします。hospital

 

詳しくは、http://www.kokubu-clinic.jp/cognitive/

 

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62歳 男性 性格変化と物忘れ症状の悪化

2012年03月19日

(経過)約1年前から物忘れ症状が目立つようになってきたとのことでご家族が連れて

こられました。以前に比べてやる気がなくなり、性格も変わり少し怒りっぽい症状も出

てきました。家にいるときはいつも同じ行動を繰り返ししています。着替えもあまりしな

くなり、着ている服の上からまた服を着たりします。

 

(検査)認知機能の低下がみられておりました。頭部MRにて前頭葉と側頭葉中心に

脳の強い萎縮がみられておりました。海馬の萎縮も同様にみられております。認知機

能を調べるMMSEで20点、VSRAD検査で2.8と高い数値を示していました。

 

(診断)症状と画像診断より前頭側頭型認知症と考えられました。この病気では前頭

葉と側頭葉を中心に萎縮がみられ、アルツハイマー病が側頭葉内側と頭頂葉に萎縮

がみられるのと異なります。常同行動パターンといって同じ行動を示すのが特徴的な

症状です。前頭葉が萎縮するため性格変化などもみられます。

現在のところ治療法がなく、介護中心になります。今後の治療法の開発が待たれま

す。


65歳 男性 脳卒中後の異常行動

2012年03月13日

(経過)3年前に脳梗塞を起こして左半身麻痺を起こしました。幸い麻痺は改善して多

少麻痺は残るものの歩行は可能で日常生活は問題ありません。最近になって夕方か

ら夜にかけて頭を抱えたり、うろうろしたり異常行動がみられるようになりました。

翌日本人に聞いても覚えていないとのことです。

 

(検査)頭部MRIでは古い脳梗塞を認めますが、新しい梗塞はなく脳腫瘍などもあり

ませんでした。本人に聞いても、異常行動のことは覚えていないとのことです。

 

脳卒中後の症候性てんかんと考えて抗てんかん薬を飲んで頂くと、症状の改善がみ

られ、その後異常行動は見られなくなりました。てんかんといえば子供のころからある

てんかん発作を考えますが、脳梗塞や脳腫瘍などが原因でてんかん発作を起こすこ

とがあります。また全身けいれんだけでなく異常行動などの症状をしめすこともあり

ますので注意が必要です。hospital


11歳 男性 右の額の強い痛み

2012年03月10日

(経過)お母さんと一緒に来院されました。約1週間前から右の眉毛の辺りの痛み

続き、薬を飲んでも改善しないとのことでした。最近は風邪気味であったとのことです

が、現在は改善しています。

 

(検査)頭部MRI検査を行ったところ、脳腫瘍や脳出血なく、またもやもや病などの脳

血管の障害も認められていませんでした副鼻クウと言う部分に炎症を示すところが

ありました。副鼻クウは眼の上の辺りまであります。その部分に炎症があるため額の

あたりに痛みが出ていると考えられました。

 

(その後)抗生物質の内服をして頂きましたところ、数日で症状の改善がみられまし

た。その後再発もなく落ち着いているとのことです。頭痛の原因として、脳の中だけの

問題でなく耳や鼻や眼から来る場合もあります。hospital

 

頭痛でお悩みの方はこくぶ脳外科・内科クリニック


38歳 男性 右の眼の奥の痛み

2012年03月06日

(経過)数日前から左の眼の奥が痛くなり当院受診されました。痛みは眼の奥をえぐ

 

られるような激しい痛みとのことです。痛みは突然始まって1時間程度でよくなります

 

痛みがあるときは、痛さのあまりじっとしていられなく、痛む側の眼から涙や鼻水が出

 

ます。いつもだいたい同じ時間に起こるとのことです。昨年も同じ時期に同じ症状が

 

みられ、1ヶ月ほどで改善したとのことです。

 

(検査)頭部MRIでは脳腫瘍や血管障害など明らかな異常を認めませんでした。

 

病院に来ているときは痛みは全くありません。

 

(診断)は群発頭痛と考えられます。

 

原因は眼の奥の血管に炎症が起こり、三叉神経が刺激されることによって激しい痛

 

みが起こります。一定の時間に頭痛が起こることより体内時計が関わっているのでは

 

ないかと考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。

 

片頭痛に効く薬がこの頭痛に効く場合もありますが、この方は効果があまりないため

 

抗炎症剤を使ったところ痛みが出なくなりました。また1年後に症状がでるかもしれま

 

せんが、次回も同様の治療で効果があるのではないかと考えています。hospital

 

頭痛でお悩みの方はこくぶ脳外科・内科クリニック


62歳 男性 脳梗塞のケース

2012年02月27日

(経過)昨日から右手の力が入りにくいとのことで当院受診されました。また言葉も少

しもつれる感じも続き昨日より悪化しているとのことです。

 

来院時は、右上下肢の麻痺がみられておりました。歩行はなんとが自力で可能でし

た。しびれなどはないようでした。

(検査)頭部MRI検査を行いましたところ、diffusionMRI検査て左大脳基底核という

部分に脳梗塞が確認されました。MRA検査では、脳の太い血管には閉塞や狭窄は

認められておりませんでした。

 

昨日発症の脳梗塞と考えられました。入院にて点滴加療とリハビリが必要と考えら

れ、総合病院に入院して頂くことになりました。

 

以前から糖尿病と高血圧があるとのことですが、薬は飲んだり飲まなかったりの状

態で、血糖と血圧のコントロールは不十分でした。

 

血圧や血糖値が高い状態が続くと動脈硬化が進み、やがて脳梗塞を起こしてしまい

ます。今後はしっかり予防することが大切であると考えられます。

hospital


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