長い時間歩くと足がしびれてくる。
2011年09月24日
長い時間歩くと足がしびれてきたり痛みが見られる場合は、足に行く血管の血流が悪くなっている可能性があります。喫煙、糖尿病、慢性の高血圧のある方は動脈硬化が進んで、下肢の動脈が細くなっている場合があります。足の血管が詰まっている場合は、心臓や脳の血管も動脈硬化が進んでいて心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性もあります。症状がみられる場合は早めに病院で相談しましょう。
(香川県高松市国分寺町 こくぶ脳外科・内科クリニック 頭痛外来 物忘れ外来)
慢性頭痛の予防療法
2011年09月22日
片頭痛や群発頭痛がある場合には、通常トリプタン製剤やNSAIDSという鎮痛薬を使用します。週に1回程度の症状であれば問題ありませんが、慢性的に頭痛がある場合は予防薬の処方が有効な場合があります。毎日薬をのむ必要がありますが、痛みの頻度や痛みの程度が軽くなることもあります。市販の薬で我慢せず、頭痛のある方は病院で相談してみましょう。
(香川県高松市国分寺町 こくぶ脳外科・内科クリニック 頭痛外来 物忘れ外来)
糖尿病と動脈硬化
2011年09月21日
糖尿病があると動脈硬化がすすみやすいことはよく知られています。全身の血管に動脈硬化がみられますが、脳の血管にもみられます。CTやMRIにて脳梗塞ができていなくても、血管の狭窄や閉塞がみられていることがあり、そのような場合は近い将来に脳梗塞を起こす可能性があります。糖尿病で治療されているかたは、定期的に脳の検査もお勧めいたします。また検査結果次第では、お薬が必要になってきます。
(香川県高松市国分寺町 こくぶ脳外科・内科クリニック 頭痛外来 物忘れ外来)
夜になると騒ぐ
2011年09月20日
認知症になって夜になると騒ぐことがあります。これは認知症にともなう周辺症状のひとつと考えられます。周辺症状は、残存した脳機能の一部が過剰に興奮することによって起こると考えられています。
また夜になると騒ぐ症状がでやすい原因として脱水症も関与していると言われています。まずは水分がしっかりと摂れているかどうか確認してみましょう。
(香川県高松市国分寺町 こくぶ脳外科・内科クリニック 頭痛外来 物忘れ外来)
未破裂脳動脈瘤について
2011年09月17日
くも膜下出血の原因は脳の血管にできた脳動脈瘤の破裂です。脳の検査をすると脳動脈瘤が見つかることがあります。歳をとれば動脈瘤ができる確率が上がりますが、70歳以上の10%に未破裂動脈瘤があるとの報告もあります。一旦破裂してしまうと3分の1の人が亡くなってしまいます。また2親等以内の方に動脈瘤があれば、自身に動脈瘤がある可能性は10%以上あるとの報告もあります。
(香川県高松市国分寺町 こくぶ脳外科・内科クリニック 頭痛外来 物忘れ外来)
神経血管性頭痛
2011年09月16日
片頭痛は、日常生活に支障をきたすほどの激しい拍動性の頭痛です。今までは血管性の頭痛といわれていましたが最近では神経血管性頭痛としてとらえられています。脳幹や脳幹付近のセロトニンの全般的な機能低下を伴う中枢神経疾患と考えられています。
肩こりと片頭痛
2011年09月15日
肩こりのため頭痛があると思っている方が多いですが、片頭痛が原因で肩や首がこってくる場合があります。この場合は肩こりの治療でなくて、片頭痛の治療が必要です。片頭痛の場合は吐き気や光音過敏など、頭痛以外の症状を伴うことが特徴です。片頭痛の場合はトリプタンの内服が必要になってきますので病院で相談しましょう。
アルツハイマー病になりやすい遺伝子
2011年09月14日
アルツハイマー病では脳の中にアミロイドβタンパクが蓄積することによって最終的に神経細胞が破壊されて認知症になります。アポE4遺伝子を持っている方は、アルツハイマー病に数倍なりやすいということが明らかになっています。アポE2や3の遺伝子の人はこのアミロイドタンパクの脳内への蓄積が少ないようですが、アポE4遺伝子をもっているかたは溜まりやすいようです。結果的にアポE4遺伝子をもっているかたはアルツハイマーになりやすいようです。
女性の脳過敏
2011年09月13日
片頭痛は女性の方が男性より2-4倍多いといわれています。その原因としては、遺伝的要因や女性ホルモンの関与が指摘されています。頭痛も慢性化しやすいようで、頭痛もちのひとも一般に多いです。もともと片頭痛をもっている人がストレスがかかったり、肩こりがひどくなって頭痛が悪化します。頭痛慢性化のメカニズムとして脳過敏があり、女性ホルモンのエストロゲンが深く関与しているようです。
肩がこる原因のひとつ
2011年09月12日
肩がこる原因の一つに姿勢の問題があります。頭の重さはボーリングの玉ぐらいあります。この重さを首で支えなければなりません。少し猫背の方は、頭が前に垂れてしまいますのでその重さを首の筋肉で支える必要があります。そうすると首の筋肉が緊張して血流が悪くなり、肩と首がこってしまいます。肩がこると、トリガーポイントが発生して関連痛としての頭痛が起こりやすくなります。
普段から姿勢に注意して、首の筋肉が緊張しないようにしましょう。