他人にも聞こえる耳鳴り
2011年09月03日
通常の耳鳴りは内耳に異常があるために起こってきます。耳鳴りは一般的に自分にしか聞こえません。しかし、自分にも他人にも聞こえる耳鳴りがあります。これは脳内の血管奇形などによって起こっている可能性もあります。心臓の鼓動にそうような音の場合は可能性が高いです。硬膜動静脈婁など動脈から静脈の直接血流が入ってしまう血管奇形などが原因です。そのような場合は治療が必要ですので病院で相談してみましょう。
子供の頭痛
2011年09月02日
子供の頭痛では、緊張型頭痛と片頭痛が多いとされています。片頭痛の場合は、吐き気、嘔吐、音過敏、光過敏、においの過敏を伴うことがあります。頭痛の時間は短いことが多く、朝に多いようです。母親が片頭痛もちの場合は、子供も片頭痛になるリスクは高いといわれています。
肩こり頭痛が慢性化した場合
2011年09月01日
肩こりからくる頭痛の多くは末梢性疼痛メカニズムで説明されています。頭頚部周囲の筋緊張が亢進することによって頭痛が起こります。多くは一過性の痛みで終わります。これが慢性化した場合は、話が複雑になります。原因として中枢神経が関与しているといわれています。中枢に痛みを抑える機能がありますが、痛みが慢性化している場合はこの機能が破綻している場合があります。通常の痛み止めの薬では症状の改善は困難です。
頭痛が慢性的にみられる場合は、一度病院で相談しましょう。
慢性頭痛と精神疾患
2011年08月31日
慢性頭痛が原因で精神疾患を伴う場合と、精神疾患の部分症状として頭痛を伴う場合があります。セロトニンとの関係において頭痛と精神疾患は共通するところがあると言われています。うつ病やパニック障害などを伴っている場合があります。精神疾患が主の場合には、頭痛以外に不眠、体のだるさ、めまい、しびれなどの症状を伴うことが多く、症状が頭痛のみのことが少ないようです。
肩こりの多くの原因は姿勢
2011年08月30日
肩こりの原因の多くは姿勢の問題です。頭が重心線よりも前に出ている場合は、頭を支える筋肉がより強い力を出さないといけません。そのため筋の緊張が常にみられ、肩や首の筋肉がこってきます。横になるなると首や肩の筋が緊張する必要がないので楽になります。姿勢は自分で気がついていない場合が多いので、だれかに確認してもらいましょう。
その他、運動不足の場合、精神的な緊張が高い場合に筋の緊張が高くなるケースが多いので注意が必要です。
アルツハイマー病の予防法
2011年08月29日
まずは、適度な運動が大切です。できれば1日30分程度の運動をしましょう。次に適切な食事です。肉からではなく魚や植物からの脂質をとるようにしましょう。生活習慣病があると認知症になりやすいので、内臓脂肪をためないように気をつけましょう。次に脳をよく使うことです。家に閉じこもらないようにして、いろいろな人と話をするようにしましょう。また年をとっても新しいことに挑戦することも大切です。
認知症とBPSD
2011年08月27日
認知症の症状には中心症状と周辺症状があります。中心症状はいわゆる物忘れや判断力の低下です。これは認知症で障害された脳がもともと担っていた部分が失われることによって起こります。
周辺症状は認知症でも保たれている脳の部分が不必要に暴れることによって起こります。物取られ妄想や、幻覚、徘徊、怒りっぽいなどの症状です。これらをまとめてBPSDといいます。周辺症状に関しては、症状によって使うお薬が異なりますので、病院で相談しましょう。
片頭痛のメカニズム
2011年08月26日
最近では三叉神経血管説が片頭痛のメカニズムとして多く支持されています。脳のどこかの部位に何らかの刺激があり、cortical spreading depressionを起こし、脳幹の神経核を刺激してさまざまな症状が起こるという説です。このときに三叉神経という感覚神経が刺激され、炎症物質が放出されます。片頭痛のメカニズムはまだわからないことが多いですが、少しずつ解明されてきています。
後頭部の頭痛に天柱ブロック
2011年08月25日
後頭部の頭痛には、後頭神経痛、緊張型頭痛、頚原性頭痛などさまざまな原因があります。大後頭神経の過敏が原因になっていることが多いですが、ブロック注射が有効なことがあります。天柱とは東洋医学でいうところのつぼに当たりますが、後頭神経がその下を通過しています。
後頭部の頭痛が続く場合は、ブロック注射も選択肢の一つです。
脳の慢性炎症
2011年08月24日
脳に慢性の炎症が継続すると神経細胞が壊れやすくなり、認知症になる確率があがると報告されています。慢性炎症を起こす原因のひとつとして内臓脂肪があります。お腹と脳と関係ないような気がしますが、密接な関係があります。内臓脂肪が溜まると、内臓脂肪からTNFやインターロイキンなどの炎症物質が血管内に放出され、これが脳に届いて炎症を起こしてしまいます。
定期的な運動と野菜魚中心の食事をすることが、脳の炎症を抑えかつ内臓脂肪を減らします。