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帯状疱疹後の痛みに漢方薬

2011年08月09日

帯状疱疹後の痛みは治りにくいですが、通常の痛み止めが効かない場合は漢方薬の抑肝散が効く場合があるようです。この漢方薬は認知症の周辺症状に使うこともあります。脊髄の下降抑制系の活性化によって、痛みをコントロールするのではないかと考えられていますが、詳細は不明です。痛みが改善しない場合は試してみてもよいかもしれません。


片頭痛に対するボトックス注射

2011年08月09日

難治性の片頭痛に対してボトックス注射が有効であることが報告されています。最近アメリカではその有効性のため保険適応にもなったようです。その効果は頭部の感覚神経の末端に薬が作用して、痛みを改善させるのではないかと考えられています。効果には個人差もありますが、飲み薬の副作用等で薬が使えない方は試してみてもよい方法かもしれません。ただし日本では保険が効きませんので自費診療になります。


頭部打撲の脳への影響

2011年08月08日

アメリカンフットボールの選手は脳震盪を起こすことが多いですが、将来アルツハイマー病になるリスクが数倍高いと報告されています。脳震盪を起こすほどの強い頭部打撲を繰り返していると、神経細胞へのダメージがありアルツハイマーを起こすと考えられます。若いときの頭部打撲があとになって症状を起こしてくるので、脳を普段から保護するように注意することが大切です。


運動による脳への影響

2011年08月06日

歩いたり、走ったり、泳いだりと体を動かすことが体によいことはなんとなくわかります。運動することが脳にも良いことが注目されています。定期的な運動をすることで、脳の海馬というところで、脳由来神経栄養因子(BDNF)が増えると報告されています。BDNFは神経への栄養剤のような働きをします。老齢期になってもBDNFは増えるようです。アルツハイマー病では海馬が特に障害されますが、運動することにより予防効果が期待されます。1日30分×5日/週程度の運動が効果的のようです。


アルツハイマーの予防法は常に頭を使うこと

2011年08月05日

歳をとっても脳を使うことで認知症を予防することができるという報告がたくさんあります。特にいままでしたことがないことを始めることが脳の刺激になるようです。昔から脳は外敵に常に目を光らせている必要性から、新しいもの、珍しいものに敏感に反応する脳の機構をもっています。その時神経細胞は突起を伸ばしていきます。このことが認知症の予防効果になるようです。歳をとっても何か新しいことに挑戦しましょう。


授乳中の頭痛薬の飲み方

2011年08月04日

ほとんどの薬剤は母乳中に移行することが知られています。しかし実際には少量しか移行しないと言われています。ロキソニン、カロナール、トリプタンなどは頻回でなければあまり問題ないと報告されています。

ただし全く安全というわけではありません。授乳後または搾乳後に薬を飲むこといよって、次の授乳までの間があくことにより、より安全性が増すと思われます。


緊張型頭痛のメカニズム

2011年08月03日

緊張型頭痛の発症メカニズムはまだわかっていないことが多いですが、末梢性のメカニズムと中枢性のメカニズムが関与していると言われています。末梢性とは頭と首の筋肉の緊張に伴うものですので、筋緊張をとることが治療になります。また慢性化した頭痛の場合は、中枢性のメカニズムが関与しており、脳からの筋収縮を抑制する経路の働きが悪いと考えられています。

治療としては肩こり頭痛体操、、飲み薬による治療が必要です。


脳卒中に伴う頭痛

2011年08月02日

脳卒中に伴う頭痛として、脳出血やくも膜下出血を起こすと頭痛を起こします。脳の血管が詰まる脳梗塞でも頭痛をきたすことがあります。脳卒中の約10%に頭痛を伴うようです。脳梗塞の場合は特に後方循環系(椎骨脳低動脈系)の異常で頭痛をきたすことが多いようです。後頭部の頭痛が続く場合は早めに病院で診察してもらいましょう。


高カルシウム血症

2011年08月01日

全身の痛み、抑うつ傾向、消化器症状(吐き気)、尿路結石、高血圧などの症状が継続する場合は、高カルシウム血症に伴う症状の可能性もあります。原因としては、副甲状腺の異常や、ビタミンDの薬による副作用、がんによる骨転移などいろいろあります。通常の血液検査では血液中のカルシウムを測定することがないので、以上のような症状がある場合は病院で血液検査を追加してもらいましょう。


月経時片頭痛

2011年07月30日

月経時に起こる片頭痛は他の時期に起こる片頭痛と比較して、持続時間が長い、痛みが強い、薬が効きにくい、頭痛が再発しやすいなどの特徴を示すようですので、痛み止めの調整が必要です。妊娠の可能性がある場合は、月経周期が規則的であれば、月経が遅れた時点で薬を中止すれば通常は問題ないようです。


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