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アルツハイマーになりやすい遺伝子

2011年07月25日

アポE4遺伝子をもっているとアルツハイマー病になるリスクが約3倍になります。これは片親から遺伝子を受けついだ場合ですが、両親から引き継いだ場合はリスクは10倍になります。この遺伝子をもっているからといってアルツハイマーに必ずなるわけではありませんが、なりやすいということです。この遺伝子をもっている人は40-50歳台から予防対策をする必要があります。高コレステロール、糖尿病、高血圧などの生活習慣病があとアルツハイマーになりやすいので、食事や定期の運動をする必要があります。

親がアルツハイマーの場合は、注意しておいてもよいかもしれません。当院ではこの遺伝子をもっているかどうか検査可能ですのでご相談ください。


軽度外傷性脳損傷

2011年07月23日

軽く頭を打った場合、特に短時間でも記憶がなくなった場合などは、注意が必要な場合があります。頭部CTで異常なくてもMRI検査にて脳損傷が見つかることがあります。具体的にはフレア画像、ディフュージョン画像、T2スター画像で軸索損傷などの脳損傷や出血が見つかることがあります。麻痺や言語障害などはなくても、計算ができないとか集中できないなどの高次脳機能障害がみられることがあります。

また高齢の方や、血液さらさらの薬を飲んでいる方が頭部打撲のあとに脳出血をおこしやすいので特に注意が必要です。


認知症の新しい薬

2011年07月22日

認知症の新しい薬が3種類でました。いままでは1種類しかなかったので、合計4種類使えるようになりました。薬によってそれぞれ作用が違うので、使いわけが必要です。認知機能の改善効果はどの薬も認められてますが、改善の程度は大きな差はないようですが、文献的には、アリセプトと新しい貼り薬がよりよかったようです。メマンチンは他の薬と作用が異なります。NMDA受容体を阻害することで神経細胞死を抑えることが期待されています。


メニエール病

2011年07月21日

メニエールとはフランスの内科医の名前でめまいの原因として内耳が原因となることがあることを示した人です。病態として内耳の内リンパ液が増えた状態が原因といわれています。内リンパ水腫の原因の一つとしてはストレスが関わっていると言われています。女性は30代、男性は40代に多く認められます。

症状としては、20分から数時間続く回転性のめまい、吐き気嘔吐、耳鳴り、難聴が認められます。脳梗塞や脳腫瘍などとの鑑別が必要ですので、症状が続く方は脳のMRI検査が必要です。


高齢者のめまい

2011年07月20日

高齢者のめまいの原因は多岐にわたります。年齢に伴う平衡機能の低下、脳動脈硬化による脳血流の低下、自律神経機能の低下などが原因です。これに血圧の変動や、不安、睡眠不足が加わるとめまいが起こりやすくなります。

高齢者は、脳のMRI検査をすると無症候性の脳梗塞を起こしている場合があります。脳動脈硬化が原因ですが、このような場合は脳の血流が悪くなりやすい状態であると言えます。


血圧が高くなる遺伝子

2011年07月19日

日本人の多くは高血圧になりやすい体質をもっています。日本人に昔から脳卒中が多い理由のひとつと考えられます。体の中に塩分をためやすい遺伝子があり、この遺伝子を持っている人は高血圧になりやすいです。この遺伝子をもっているひとは積極的に塩分を控える必要があります。逆にいうと塩分に注意することで、血圧をある程度コントロールすることが可能です。当院ではこの遺伝子をもっているかどうか判定する検査を行っておりますので、ご相談ください。


高血圧の食事療法

2011年07月17日

野菜、果物、低脂肪乳製品などを中心とした食事(飽和脂肪酸とコレステロールが低く、カルシウム、カリウム、マグネシウム、食物繊維が多い)食事は血圧を下げる効果があると報告されています。

特にカリウムは野菜や納豆、果物に含まれていて、体の中の塩分排泄に有効です。加工食品では減っていくといわれていますので、積極的な摂取が勧められます。


お尻に電気が走る。

2011年07月16日

お尻や片方の足に電気が走るような症状がある場合は腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。椎間板とは腰の骨の間にある軟骨ですが、年とともに変性して外に飛び出して、神経を圧迫することがあります。軽いしびれ程度の場合もありますが、足に激痛が走って夜も眠れなくなることもあります。治療としては、しばらく薬で経過をみて改善することもありますし、改善しない場合は手術でその軟骨をとる必要があります。

診断にはMRI検査が必要ですので、病院で相談しましょう。


肩の痛み

2011年07月15日

肩の痛みの原因として、頚椎の異常からの場合、肩関節の炎症や腱板損傷の場合、心筋梗塞や肺の病気など内臓病変からの場合、普通の肩こりなどさまざまな原因があります。頚椎や肩の関節異常のある場合はMRI検査をすることで原因が明らかになる場合があります。

肩の痛みが改善しない場合は病院で原因を調べてもらいましょう。


腰痛と圧迫骨折

2011年07月14日

腰痛の原因としてさまざまなものがありますが、比較的高齢の女性に多いものに圧迫骨折があります。背中の骨がつぶれてしまう病気です。痛みはしばらく継続するため、コルセットをしたり安静にする必要があります。骨粗しょう症があるため、骨がもろくなっていることが原因です。しりもちをついたり、少し体をひねっただけで骨折することがあります。またすい臓などの内臓からの痛みの可能性もあるので注意が必要です。圧迫骨折に関してはMRI検査が有効です。


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