不眠症について
2011年07月06日
眠れない症状には、寝付けない、途中で目が覚める、朝早く目が覚めるなど、睡眠のパターンによって違います。寝つきが悪い場合は即効性の睡眠薬を使います。途中でおきる場合は、比較的長く効いている薬を使用します。
不眠症の原因として、うつ病が隠れている場合がありますので、市販の睡眠薬を使うことなく、病院で定期的に相談しましょう。
体調不良と貧血
2011年07月06日
体調不良が続くときは貧血の可能性も考えておく必要があります。特に女性の場合は生理があるため知らないうちに貧血が進んでいる場合があります。年齢が進んでいくと、子宮筋腫などの婦人科疾患で貧血になることがあります。また高齢になりますと、大腸がんなどが原因で消化管出血を起こし貧血がみられることがあります。貧血の診断として下瞼をめくって白くなっていれば、貧血を疑います。症状のある方は、病院で血液検査をしてもらいましょう。
the lower, the better
2011年07月05日
最近のデータによりますと、「血圧は低ければ低いほど良い」ということがわかってきました。血圧が高いと心筋梗塞や脳梗塞など血管の異常が起こりやすくなります。そこで、薬を使って血圧を下げることによってこれらの病気を防ぐことができます。最近は2つの薬を1つにした合剤というものができてきました。ARBとカルシウム拮抗剤の合剤は動脈硬化のある方により有効です。また腎機能の低下がある方などはARBと利尿剤の合剤が有効です。
使うお薬によって効果に個人差がありますので、血圧が高い方は病院で相談しましょう。
MRI検査とCT検査
2011年07月04日
MRIは磁石を使って体の写真をとります。一方でCTはエックス線を使って体の写真をとります。それぞれ得意不得意の撮影があります。例えばMRIでは骨の撮影や肺の撮影が不得意です。しかしCTと比較して、より精密に撮影できるところと、血管の撮影が造影剤なしで可能です。また最大の特徴がCTだと放射線の一部のエックス線を使いますので被爆します。何回も撮影すると発ガンなどのリスクが高くなります。
高血圧と動脈硬化
2011年07月02日
高血圧が続くと何が悪いかといいますと、動脈硬化が早く進んでしまうということです。血圧が高いと24時間全身の血管に圧力がかかるため負担がかかります。動脈硬化が進んでいくと最終的には脳や心臓の血管が詰まって、脳梗塞や心筋梗塞になっていきます。お薬で血圧を下げることによって、動脈硬化の進行を抑えることができます。若いうちはあまり問題ありませんが、ある程度の年齢になってきましたら注意が必要です。日本人の死因の1位はがんで2位が心臓病、3位が脳卒中です。2位と3位の原因は動脈硬化ですので、結局動脈硬化が死因の1位ということもいえます。血管を大事に使っていくことが大切です。
脳梗塞とアスピリン
2011年07月01日
脳梗塞とは脳の血管が詰まってしまうことですが、その原因は動脈硬化です。一旦脳梗塞を起こした方は再発をしてしまうリスクが高いですので再発予防目的でアスピリンなどの血液さらさらの薬を飲んでいただきます。アスピリンは脳だけでなく心臓にも効果的です。アスピリン以外にもプラビックス、プレタールなどの薬が脳梗塞再発予防に使われています。
脳梗塞は動脈硬化が原因で起こってきますが、年齢と共に動脈硬化はすすんでいきます。アスピリンを飲んで脳梗塞が治るわけではなく、今後再発を予防する目的で飲み続ける必要があります。動脈硬化予防には、食事、運動、禁煙など注意しましょう。
頭痛を予防する生活習慣
2011年06月30日
片頭痛の起こるタイミングはひとそれぞれですが、土曜日や日曜日の朝など緊張が解けたときに頭痛が起こることがあります。休みの日には朝ゆっくり寝たいという気持ちは解りますが、片頭痛の予防のためにはいつも通り起きるようにしましょう。また食事を抜くと片頭痛を起こしやすくなりますので、食事はきちっととるようにしましょう。
飛行機に乗ると頭痛がする?
2011年06月29日
飛行機に乗ると頭痛がする場合は、副鼻腔炎がある可能性があります。風邪などがきっかけになって鼻の奥の副鼻腔に炎症が起こります。下を向いたときに痛みが悪化する場合はさらに疑わしいです。一般の頭痛薬だけでは症状が改善しないので、鼻の治療が必要になってきます。症状が続く場合は早めに病院で相談しましょう。
高齢者と脱水症
2011年06月28日
脱水症になって救急車で搬送される高齢者の方が増えています。高齢の方に脱水症が多い原因のひとつに喉が渇きにくくなるということがあります。若い人であれば、喉が渇くとすぐに水を飲みますが、高齢になると喉が渇きにくいためすぐに脱水になってしまいます。家の中にいると安心というわけではありません。家の中でも湿度が高いと脱水になりやすいです。涼しい部屋にいて、早め早めの水分補給が大切です。特にこの夏は節電をしようということで、エアコンの温度設定が高めになると思いますので注意しましょう。
咳喘息について
2011年06月27日
風邪をひいたあとに咳だけ長引くことがあります。もともとアレルギー体質のある方はこのような症状がでることがあります。気管支の過敏性が高いため、気管支の炎症がなかなかとれないことが原因です。症状の特徴としては夜間や明け方に特に咳が続き、咳以外の風邪症状(喉の痛み、発熱)がないことです。
治療としては喘息の方に使う吸入薬を使わないと改善しない場合があります。