めまいと脳梗塞
2011年06月25日
めまいの原因は頭位変換性めまい、メニエール病、前底神経炎など耳からのものが多いです。中には小脳や脳幹などに脳梗塞ができてめまいがすることがあります。原因は動脈硬化です。慢性の高血圧や、糖尿病、高コレステロール血症などがもとになっておこります。あと高齢になると動脈硬化もすすんでいきます。以上のような生活習慣病があって、めまいが継続する方は一度脳の検査をお勧めします。脳梗塞の場合は一度起こすと再発のリスクが高いですので、予防するお薬を始めるほうがよい場合があります。
片頭痛で将来脳梗塞が起こりやすい?
2011年06月24日
前兆のないタイプに片頭痛のある方は、頭痛のない方と比較して約7倍脳梗塞になりやすいといわれています。また目の前がちかちかしてから頭痛が起こる前兆のあるタイプの片頭痛のある方は、約25倍脳梗塞になりやすいと報告されています。片頭痛では血管の周囲に炎症が起こります。そのため血管がもろくなりやすくなるのではと考えられています。若いうちからの片頭痛のコントロールは大切です。
子供の片頭痛
2011年06月23日
子供にも片頭痛はあります。片頭痛の多くは遺伝性と言われており、親が片頭痛の場合は子供も片頭痛の可能性があります。頭痛のパターンは大人とは違って、頭痛の時間が短く1-2時間で終わってしまうことが多いようです。突然強い痛みが出てすぐにおさまる症状を繰り返せば、片頭痛の可能性があります。また頭痛や下痢を繰りかえす場合も子供の片頭痛の特徴です。
片頭痛で吐き気が強い人は早めの吐き気止めを。
2011年06月22日
片頭痛に伴って吐き気が強く出る方がいらっしゃいます。片頭痛では、血管の周囲の神経が刺激されそれが嘔吐中枢を刺激するため吐き気が起こります。吐き気止めの薬(ナウゼリン等)は嘔吐中枢に作用して吐き気を抑えてくれます。片頭痛の前兆が見られた段階で吐き気止めの薬を飲むと、吐き気を抑えるのみならず片頭痛をおさえる効果がある場合もあるようです。
頭痛で吐き気が強い方は一度病院で相談してみましょう。
副鼻腔炎と片頭痛
2011年06月21日
慢性の副鼻腔炎がある方は片頭痛が悪化することがあります。片頭痛の発症には三叉神経が関与していると考えられています。鼻の粘膜にも三叉神経が関わっているため、慢性の副鼻腔炎があると三叉神経が刺激され、片頭痛が悪化することがあります。実際に抗アレルギーの薬が片頭痛に予防効果を示すこともあります。
片頭痛と副鼻腔炎は関係ないようにも思えますが、注意が必要です。
頭痛の市販薬は月に10日以内に。
2011年06月20日
頭痛で頻繁に頭痛薬を飲んでいると、脳が痛みに対してだんだん敏感になってきます。鎮痛薬を飲んでいるうちは良いのですが、切れるとまた痛くなります。薬物依存のメカニズムとして、鎮痛薬の中の無水カフェインが影響しているようです。鎮痛薬の飲みすぎにより胃腸障害をきたすこともあります。
鎮痛薬が手放せなくなった方は、予防薬が有効な場合がありますので早めに病院で相談しましょう。
月経関連片頭痛
2011年06月18日
脈打つ痛みがあり、はきけを伴い、光や音に過敏がある場合は片頭痛の可能性が高いです。片頭痛の中にも月経関連片頭痛というものがあります。月経の始まる前後数日間に片頭痛が起こります。通常の片頭痛よりも、痛みや吐き気が強く長引くことが多いようです。原因は、女性ホルモンの急激な変化によって、脳の血管の中にセロトニンが過剰に分泌されることによるものが考えられています。
片頭痛用の薬がありますので、市販の薬でコントロールしている方は病院で相談しましょう。
片頭痛の引き起こす因子
2011年06月17日
片頭痛がなぜ起こるのかはまだ分かっていないことがたくさんありますが、その誘因はいろいろと報告されています。
例えば、急に緊張から開放されたとき(例えば土曜日曜の朝)、寝不足や寝すぎ、月経の前後(女性ホルモンの変動が原因です)、低気圧など気圧の変化、低血糖、ある種の食事(ワインや焼肉)などがあります。
誘因がある程度わかれば、片頭痛を避けることができますので、自分なりに誘因を分析してみましょう。
片頭痛を予防する食事
2011年06月17日
マグネシウムとビタミンB2は片頭痛の頻度を減らす栄養素です。
マグネシウムは、わかめやひじきなどの海草類、ごまや大豆、ほうれん草などに含まれます。ビタミンB2は納豆、牛乳、レバーなどに含まれます。
片頭痛が続く方は、試してみてください。その他、規則正しい生活、疲れすぎないなどの注意も必要です。
片方の耳鳴りと難聴がある場合
2011年06月15日
年齢と共に耳鳴りが出てきた方が多いと思います。耳鼻科で検査をして頂いて異常ないといわれた場合は多くは老化に伴うもので、治らないことが多いです。
片方の耳鳴りと難聴(聞こえにくい)がある場合は、脳の中に原因がある場合があります。聴神経腫瘍といって、耳の神経に腫瘍ができることがあります。小さいものだと脳のMRI検査だけではわからないことがあり、造影の検査が必要な場合もあります。
症状が気になる方は一度病院で相談してみましょう。