天気が悪いと頭痛がする理由
2011年05月23日
天気が悪いときは低気圧になっています。低気圧になると耳のセンサーから脳が反応して、交感神経の活動が亢進します。その結果血液中にノルアドレナリンが上昇して、痛みを感じる部位を刺激します。
すでに首や肩の靭帯や筋などに慢性的な炎症反応がある場合は、その部位が刺激されてさらに痛みが悪化します。逆に天気が悪いと症状が悪化するということは、まだ損傷がよくなっていないことを示しています。
天気が悪くなるときは、頭痛薬や湿布など早めの対応が必要です。
ストレスによる頭痛
2011年05月21日
首から肩にかけてこりが続いて頭痛が認められている方は、慢性的なストレスが原因になっていることがあります。慢性緊張型頭痛といいますが、精神的なストレスによって首から肩にかけて異常な筋収縮が起こり、それが原因になって神経を刺激して頭痛が起こっていると考えられます。
ストレスを解消をすることも大切ですし、逆に筋肉の緊張をほぐすことによってストレスも軽くなることがあります。軽い体操やウォーキング、マッサージなどが有効です。
最新の医療機器で頭痛・肩こり診断治療
2011年05月20日
当院では、脳神経専門クリニックとして診断治療を行っております。
特に頭痛・肩こりででお困りの方で、まだ病院で診察を受けられていないかたは受診をお勧めいたします。
肩こり頭痛にもさまざまな原因があり、内臓からくるものもあれば、脳の中に腫瘍や脳血管の異常があり症状がでる方もいらっしゃいます。
また当院ではマッサージ師による肩こり・首こりの専門的治療を行っておりますので、症状が続く方はご相談ください。
ホームページの「お問い合わせする」からご質問ください。
高血圧と塩分制限
2011年05月19日
日本は周囲を海に囲まれているせいか、他の国と比べて塩分の摂取が多いです。そのために高血圧の人が多く、結果的に脳卒中になることも多いです。ヨーロッパやアメリカの人はコレステロールが高いため心筋梗塞が多いのですが、日本人に脳卒中が多いのは塩分摂取が多いのが原因のひとつと考えられます。
血圧が高い方は塩分摂取を1日6g以下にしないといけませんが、日本人は平均10g程度摂取しています。通常の食事をしているとやはり塩分が多くなりがちになります。お汁ものに塩分が多く溶けていますので、ラーメンのスープなどは控えめにしたほうがよいようです。
血圧が高い方は塩分に注意しましょう。
血圧の薬の種類
2011年05月18日
血圧の薬で、主に使うのは3種類です。1つは腎臓から出るホルモンの作用を抑制するもの、血管の拡張をさせるもの、体内の塩分を排泄させるものです。多くはARBといって腎臓からでるホルモンをブロックするお薬からスタートして、下がりにくい場合はその他の種類の薬を追加していきます。血圧の目標値は130/85mmHg以下です。この数値以上になると、将来脳卒中になるリスクが高くなります。
血圧が高い方は、自己判断で治療せず早めに病院で相談しましょう。まずはお薬なしで、病院のアドバイスをもとに生活習慣の改善から始めましょう。
肩こり頭痛に漢方薬
2011年05月17日
肩こりや頭痛が続く方に漢方薬が有効な場合もあります。「気・血・水」の違いで使用する漢方も異なります。
肩がこる原因として低体温や体が冷える方が多いようです。漢方薬は一般に体を温めて治療する薬ですので、症状によっては漢方薬が有効なことがあります。もちろん薬だけにたよらず、普段から運動したり体操したりする習慣が大切です。
頭の後ろの痛み
2011年05月16日
後頭部の頭痛の原因の一つとして後頭神経痛があります。首から出ている神経の過敏状態が原因で症状が起こります。
首の周りの筋肉が過緊張状態になり炎症を起こし、それが神経を刺激して頭痛が起こると考えられます。
治療としては、痛みを抑える薬や、湿布、体操などが中心になります。パソコンなど長時間使っていると首の周りの筋肉が緊張するので注意が必要です。
頭痛の中に危険なものが隠れておりこともあるので、症状が継続する場合は病院で相談しましょう。
めまいのある方へ
2011年05月14日
めまいの症状として、1)回転性と、1)動揺性があります。回転性とは目の前がぐるぐると回ってしまうめまいで、時に吐き気を伴います。動揺性とは、目の前がゆれるような感じです。また原因として、大きく分けて耳鼻科的な疾患と脳外科的な疾患があります。回転性のももののなかに、小脳梗塞やある種の脳腫瘍がある場合がありますので、一度脳の精査をすることをお勧めします。
特に高齢者のかたは、脳梗塞でめまいを起こすことが多いといわれています。脳からくるめまいは生命に危険を及ぼす可能性もありますので、早めに検査をしましょう。
気になる方は、「お問い合わせをする」からメールで連絡してください。
朝の頭痛2
2011年05月14日
朝起きたときの頭痛の原因として脳腫瘍がありますが、その他にも原因があります。
睡眠が十分にとれていない場合も朝頭痛が起こります。特に睡眠時に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群がある場合に頭痛がくる場合があります。その場合は日中に眠くなったり頭痛がすることで、仕事がはかどらない、体がだるいなどの症状が続きます。簡単な検査で睡眠時無呼吸があるかどうかは検査できます。実際に治療することで、頭痛がよくなるかたもいらっしゃいます。
気になる方は、「お問い合わせする」からメールで連絡してください。
低髄液圧症候群
2011年05月13日
交通事故や頭部打撲のあとの長引く頭痛、頚部痛、耳鳴り、吐き気が続くことがあります。原因の一つに低髄液症候群があります。脳の髄液の圧が下がることによりさまざまな症状が起こります。いわゆる「鞭打ち症」の原因の多くが低髄液圧症候群ではないかという意見もあります。
診断としては、まずは頭部のMRIを行います。脳が下に落ち込んでいたり、血液量が増加することにより、硬膜という膜が厚くなったりします。治療としてはブラッドバッチといって、自分の血液を髄液がもれているところに注入します。
気になる方は、「お問い合わせする」からメールで連絡してください。